配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2009年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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研究概要 |
fMRIによる脳活動の画像情報から知覚内容の推定を行うデコーディングの手法を用いて,両眼視差による3次元知覚の処理過程の検討を行った.デコーディングの正答率の高い部位は刺激の特性に関連したコーディングをおこなっているはずであり,領野ごとの正答率を検討することで脳内で処理している情報を推定することができると考えられる.本研究では,両眼立体視における相対視差,絶対視差の処理,および物体内,物体間の奥行き知覚の処理に関して,これらが脳内のどの領野で処理されているかを検討した.視覚野ごとの脳活動の画像情報を用いて,それぞれの奥行きの情報を判別した正答率を検討した結果,一次視覚野よりも後の過程で相対視差を処理していること,腹側経路において物体間の奥行き差よりも物体内の奥行き構造を処理していることを示唆する結果が得られた.
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