研究概要 |
コア・カリキュラムや三層四領域にあたるものを作成した学校のプランのいくつかを検討した結果,コアと周辺,または基礎,問題解決,生活実践といった三層のうち,それぞれの課程や課程間の関係が,今日でいう習得,活用,探究にいかに相当するといえるかを,「連続的」をキーワードとして検討することができた。 今でいう習得,活用,探究は,各校のカリキュラム計画において独自の形式で「総合」されていたと言え,あらゆる「二項対立」の克服が意図されていたことがわかった。そのためにこそ,形態上,単元一覧,教育細案(年間計画),要素表・能力表といった表を相互に組み合わせる形式をとっていたことと,いかにそれらを関連づけていたかが明らかになった。
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