研究課題
若手研究(B)
代数幾何学における正標数特有の現象について研究を行った.特に,標数p>0の代数的閉体k上で定義された3次元多様体で,高々標準特異点しか持たないものの局所的な構造を調べた.p>2でXの一般超平面切断が高々有理特異点しか持たないと仮定したとき,Xの余次元2の局所的構造を定義方程式のレベルで明らかにした.その結果として,このような多様体の余次元2の特異点は,p=3における2つの例外を除けば,有理二重点と非特異曲線の直積と解析的に同型であることを示した.
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Journal of Algebra
巻: 373 ページ: 207-222
研究集会「射影多様体の幾何とその周辺2011」報告集
ページ: 73-84