研究課題
若手研究(B)
高い静水圧環境を実現する高圧下熱電能システムの構築に成功した。Eu_<0.5>Ca_<0.5>Fe_2As_2では、ゼーベック係数(S/T)が超伝導出現前に符号反転をしており、そこでフェルミ面の状態が大きく変化していることがわかった。また、超伝導の前駆現象が確認できたEuFe_2As_2のS/Tにおいても、負からゼロになった後にさらに加圧するとEu_<0.5>Ca_<0.5>Fe_2As_2と同様な振る舞いになることが予想される。また、T_NまたはT_C以上ではT^2 依存性を示しており、その温度係数Aは、Eu_<0.5>Ca_<0.5>Fe_2As_2、EuFe_2As_2において超伝導出現後に大きく減少している。このAとS/Tはともにフェルミ準位近傍の状態密度に比例していると考えられるので、P_C以上の圧力ではそれが大きく減少していることがわかった。
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Physical Review B
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