配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2010年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2009年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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研究概要 |
高精度で定量的な海水準変動復元を行うための基礎データベースを作成するため,日本各地における沿岸湿地の表層堆積物中に含まれる珪藻群集を調べた.調査地域は自然環境が残されているような場所を空中写真などで選び出した.各調査地域では,塩生湿地や干潟などの地理的環境区分を横断するような測線を設け,合計401地点において表層堆積物の採取を行った.採取した地点は測量によって標高を計測し,同時に水質を計測した.採取した試料に含まれる珪藻殻を光学顕微鏡下で観察して同定した.以上の作業の結果を基に,正準対応分析を行った結果,北海道や関東沿岸域における珪藻群集の分布は標高と塩分に大きく規制されていることがわかった.
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