研究課題
若手研究(B)
従来用いられているホウ素の比色分析試薬は、分析化学反応が遅い、あるいは反応しにくいといった課題がある。本研究では、ホウ素の分析化学反応の新戦略として、金属錯体を用いる検出反応を検討した。その結果、ホウ素検出部位をもつ金属錯体がホウ素と反応すると、金属錯体の光特性が変化することを見出し、新たな比色分析法に展開可能であることがわかった。また、ホウ素分析に用いる錯体の分子設計に関する新たな課題が具体化され、本研究で提案した新たなホウ素分析法の実現に向けた有用な指針を得た。
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