盛土載荷に伴い残留沈下の可能性がある軟弱地盤の判定法と沈下予測法の確立

• 研究課題/領域番号: 21760371
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 地盤工学
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 田代 むつみ 名古屋大学, 工学研究科, 助教 (00422759)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 5,516千円 (直接経費: 4,243千円、間接経費: 1,272千円); 2011年度: 966千円 (直接経費: 743千円、間接経費: 222千円); 2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2009年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
• キーワード: 地盤の挙動

研究概要

軟弱地盤上への盛土載荷を対象とし,供用後に長期に亘り発生する残留沈下問題に対して,(1)「大きな残留沈下の可能性がある軟弱土」を室内力学試験結果(鋭敏比と圧縮指数比)から事前判定する方法,および(2)大きな残留沈下の可能性があると判断された軟弱地盤に対する沈下予測法の提案,を行った.また,上記提案手法を,現在施工中の国内外の軟弱粘土,超軟弱ピート地盤に適用し,実務設計への展開を行った.

研究成果

• [雑誌論文] Prediction of Settlement in Natural Deposited Clay Ground with Risk of Large Residual Settlement due to Embankment Loading (2011)
  • 著者名/発表者名: Tashiro, M., Noda, T., Inagaki, M., Nakano, M. and Asaoka, A.
  • 雑誌名: Soils and Foundations 巻: 51(2) ページ: 133-149
  • NAID: 130004552465
• [雑誌論文] Predictive simulation of deformation and failure of peat-calcareous soil layered ground due to multistage test embankment loading (2010)
  • 著者名/発表者名: Takaine, T., Tashiro, M., Shiina T., Noda, T. and Asaoka A.
  • 雑誌名: Soils and Foundations 巻: 50(2) ページ: 245-260
  • NAID: 130004723234
• [雑誌論文] Proposal of a simple method for judging naturally deposited clay grounds exhibiting large long-term settlement due to embankment loading (2010)
  • 著者名/発表者名: Inagaki, M., Nakano, M., Noda, T., Tashiro, M. and Asaoka, A
  • 雑誌名: Soils and Foundations 巻: 50(1) ページ: 109-122
• [雑誌論文] 練返し試料の圧縮曲線に及ぼす試料作製時の含水比の影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 田代むつみ, 稲垣太浩, 中野正樹, 野田利弘, 浅岡顕
  • 雑誌名: 地盤工学ジャーナル 巻: 5(1) ページ: 81-87
  • NAID: 130004482809
  • URL: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgs/5/1/5_1_81/_pdf
• [雑誌論文] 練返し試料の圧縮曲線に及ぼす試料作製時の含水比の影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 田代むつみ, 他4名
  • 雑誌名: 地盤工学ジャーナル 巻: Vol.5, No.1 ページ: 81-87
  • NAID: 130004482809
  • 査読あり
• [雑誌論文] Proposal of a simple method for judging naturally deposited clay grounds exhibiting large long-term settlement due to embankment loading (2010)
  • 著者名/発表者名: Mutsumi Tashiro
  • 雑誌名: Sois and Foundations 巻: Vol.50, No.1 ページ: 109-122
  • 査読あり
• [学会発表] サイゴン東西道路における残留沈下の再現解析と沈下対策の再検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 川合裕太,野田利弘,山田正太郎,田代むつみ,浅岡顕
  • 学会等名: 地盤工学会第47回研究発表会
  • 発表場所: 八戸工業大学
• [学会発表] サイゴン東西道路における残留沈下の再現解析と沈下対策の再検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 川合裕太
  • 学会等名: 地盤工学会第47回研究発表会
  • 発表場所: 八戸工業大学(青森県)(発表確定)
• [学会発表] 水～土連成有限変形解析によるピートを含む超軟弱地盤上盛土の残留沈下対策と予測 (2011)
  • 著者名/発表者名: 稲垣太浩,山田耕一,田代むつみ,黒川雄一,山田正太郎,野田利弘
  • 学会等名: 地盤工学会第46回研究発表会
  • 発表場所: 神戸国際会議場
  • 年月日: 2011-07-05
• [学会発表] 水～土連成有限変形解析によるピートを含む超軟弱地盤上盛土の残留沈下対策と予測 (2011)
  • 著者名/発表者名: 稲垣太浩
  • 学会等名: 地盤工学会第46回研究発表会
  • 発表場所: 神戸国際会議場(兵庫県)
  • 年月日: 2011-07-05
• [学会発表] 盛土載荷に伴い大変形を起こしたピートを含む超軟弱地盤の初期状態の推定 (2010)
  • 著者名/発表者名: 稲垣太浩,榊原和成,山田耕一,田代むつみ,野田利弘,中野正樹,浅岡顕
  • 学会等名: 地盤工学会第45回研究発表会
  • 発表場所: 愛媛大学城北キャンパス
• [学会発表] 水～土連成有限変形解析によるピートを含む超軟弱地盤上盛土の残留沈下予測 (2010)
  • 著者名/発表者名: 田代むつみ,堀利明,野田利弘,中野正樹,浅岡顕,稲垣太浩,榊原和成,山田耕一
  • 学会等名: 地盤工学会第45回研究発表会
  • 発表場所: 愛媛大学城北キャンパス