研究課題
若手研究(B)
カンキツグリーニング病の媒介虫ミカンキジラミは、病原細菌を保毒しても伝搬するとは限らない。このように伝搬しない保毒虫の体内においても高濃度の病原細菌が検出されることから、口器を通した細菌の吐き出し(伝搬)には直接関係しない腹部の消化管などにも病原細菌が定着し増殖することが強く疑われていた。そこで、保毒虫体内における病原細菌の局在部位を明らかにするために、in situハイブリダイゼーション法による病原細菌遺伝子の虫体内での原位置検出を試みた。その結果、伝搬しない保毒虫の体内においても、濾過室や中腸といった消化管のほか、卵巣にも病原細菌が存在することが明らかになった。
すべて 2012 2011 2010 2009
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (6件) 図書 (1件)
Annals of Applied Biology
巻: 155 号: 1 ページ: 29-36
10.1111/j.1744-7348.2009.00317.x