研究課題/領域番号 |
21780122
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
原 崇 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (20323959)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2010年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2009年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | GABA / GABA_B受容体 / マスト細胞 / 脱顆粒 / アレルギー / γ-アミノ酪酸 |
研究概要 |
γ-アミノ酪酸(GABA)およびGABA_B受容体作動薬であるbaclofenはマスト細胞のヒスタミン遊離を抑制した。また、マスト細胞はGABA_B受容体を発現し、関連するシグナル伝達が確認された。さらに、T細胞、NK細胞においてもGABA_B受容体の発現が確認され、GABAが免疫機能に影響を及ぼす可能性が示された。一方、GABAおよびbaclofenの経口投与によりTh2偏向状態にあるBALB/cマウスの血中IgEレベル亢進が有意に抑制され、そのメカニズムとしてTh1型免疫応答の誘導によるTh1/Th2バランスの改善が背景にあることが推察された。GABAはGABA_B受容体を介してマスト細胞機能とIgE産生を抑制し、抗アレルギー作用を発揮することが期待される。
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