ヒトオーファンカルボキシルエステラーゼの薬物動態および毒性発現における関与

• 研究課題/領域番号: 21790148
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 医療系薬学
• 研究機関: 金沢大学
• 研究代表者: 深見 達基 金沢大学, 薬学系, 助教 (00532300)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円); 2009年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: 薬物代謝 / 加水分解酵素 / 薬物毒性 / 加水分解 / 薬物誘発性肝障害

研究概要

ヒトアリルアセタミドデアセチラーゼ(AADAC)が肝毒性や腎毒性が副作用として報告されている前立腺癌治療薬フルタミド、解熱鎮痛薬フェナセチン、抗結核薬リファマイシンの加水分解を触媒することを明らかにし、薬物代謝においてもAADACが重要であることを明らかにした。また、HNF4・、SHP、FXRなどの転写因子および核内受容体を介して胆汁酸によりAADAC発現量が低下することが明らかとなった。

研究成果

• [雑誌論文] Arylacetamide deacetylase is a determinant enzy e for the difference in hydrolase activities of phenacetin and acetaminophen. (2010)
  • 著者名/発表者名: Watanabe, A., Fukami, T., Takahashi, S., Kobayashi, Y., Nakagawa, N., Nakajima, M., Yokoi, T.
  • 雑誌名: 38 ページ: 1532-1537
  • 査読あり
• [雑誌論文] In vitro evaluation of inhibitory effects of antidiabetic and antihyperlipidemic drugs on human carboxylesterase activities. (2010)
  • 著者名/発表者名: Fukami, T., Takahashi, S., Nakagawa, N., Maruichi, T., Nakajima, M., Yokoi, T.
  • 雑誌名: 38 ページ: 2173-2178
  • 査読あり
• [雑誌論文] Arylacetamide deacetylase is a determinant enzyme for the difference in hydrolase activities of phenacetin and acetaminophen. (2010)
  • 著者名/発表者名: Akinobu Watanabe, Tatsuki Fukami, Shiori Takahashi, Yuki Kobayashi, Nao Nakagawa, Miki Nakajima, Tsuyoshi Yokoi
  • 雑誌名: Drug Metabolism and Disposition 巻: 38(9) ページ: 1532-1537
  • 査読あり
• [雑誌論文] In vitro evaluation of inhibitory effects of antidiabetic and antihyperlipidemic drugs on human carboxylesterase activities. (2010)
  • 著者名/発表者名: Tatsuki Fukami, Shiori Takahashi, Nao Nakagawa, Taiga Maruichi, Miki Nakajima, Tsuyoshi Yokoi
  • 雑誌名: Drug Metabolism and Disposition 巻: 38(12) ページ: 2173-2178
  • 査読あり
• [雑誌論文] Transcriptional regulation of human carboxylesterase 1Al by nuclear factor-erythroid 2 related factor 2 (Nrf2). (2010)
  • 著者名/発表者名: Taiga Maruichi, Tatsuki Fukami, Miki Nakajima, Tsuyoshi Yokoi
  • 雑誌名: Biochemical Pharmacology 79・2 ページ: 288-295
  • 査読あり
• [雑誌論文] Human arylacetamide deacetylase is a principle enzyme in flutamide hydrolysis. (2009)
  • 著者名/発表者名: Watanabe, A., Fukami, T., Nakajima, M., Takamiya, M., Aoki, Y., Yokoi, T.
  • 雑誌名: 37 ページ: 1513-1520
  • 査読あり
• [雑誌論文] Transcriptional regulation of human carboxylesterase 1A1 by nuclear factor-erythroid 2 related factor 2 (Nrf2) (2009)
  • 著者名/発表者名: Maruichi, T., Fukami, T., Nakajima, M., Yokoi, T.
  • 雑誌名: 79 ページ: 288-295
  • 査読あり
• [雑誌論文] Human arylacetamide deacetylase is a principal enzyme in flutamide hydrolysis. (2009)
  • 著者名/発表者名: Akinobu Watanabe, Tatsuki Fukami, Miki Nakajima, Masataka takamiya, Yasuhiro Aoki, Tsuyoshi Yokoi
  • 雑誌名: Drug Metabolism and Disposition 37・7 ページ: 1513-1520
  • NAID: 130004639493
  • 査読あり
• [学会発表] ヒトアリルアセタミドデアセチラーゼのフルタミド加水分解に対する関与 (2010)
  • 著者名/発表者名: 渡邊旭延, 深見達基, 中島美紀, 高宮正隆, 青木康博, 横井毅
  • 学会等名: 日本薬物動態学会第24回年会
  • 発表場所: 国立京都国際会館(京都府)
• [学会発表] ヒトカルボキシルエステラーゼ1AのNrf2による転写調節 (2010)
  • 著者名/発表者名: 丸一泰雅, 深見達基, 中島美紀, 横井毅
  • 学会等名: 日本薬物動態学会第24回年会
  • 発表場所: 国立京都国際会館(京都府)
• [学会発表] 糖尿病および高脂血漿治療薬のヒトカルボキシルエステラーゼ酵素活性に対する阻害効果 (2010)
  • 著者名/発表者名: 深見達基, 高橋志織, 中川尚, 中島美紀, 横井毅
  • 学会等名: 日本薬物動態学会第24回年会
  • 発表場所: 国立京都国際会館(京都府)
• [学会発表] フェナセチンおよびアセトアミノフェンによる毒性の差異に対するヒトアリルアセタミドデアセチラーゼの重要性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 深見達基, 渡邊旭延, 高橋志織, 小林祐喜, 中川尚, 中島美紀, 横井毅
  • 学会等名: 日本薬物動態学会第25回年会
  • 発表場所: 大宮ソニックシティ(埼玉県)
• [学会発表] ヒトアリルアセタミドデアセチラーゼはリファマイシン系薬物の加水分解を担う主代謝酵素である (2010)
  • 著者名/発表者名: 中島彰紀, 深見達基, 渡邊旭延, 小林祐喜, 中島美紀, 横井毅
  • 学会等名: 日本薬物動態学会第25回年会
  • 発表場所: 大宮ソニックシティ(埼玉県)
• [学会発表] マウス、ラット及びヒトにおけるアリルアセタミドデアセチラーゼの発現臓器及び酵素活性の種差に関する検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小林祐喜, 深見達基, 中島彰紀, 渡邊旭延, 中島美紀, 横井毅
  • 学会等名: 日本薬物動態学会第25回年会
  • 発表場所: 大宮ソニックシティ(埼玉県)
• [学会発表] Arylacetamide deacetylase is a determinant enzyme for the difference in hydrolase activities of phenacetin and acetaminophen. (2010)
  • 著者名/発表者名: Fukami.T, Watanabe.A, Takahashi.S, Nakagawa.N, Nakajima.M, Yokoi.T.
  • 学会等名: 9^<th> International ISSX Meeting
  • 発表場所: Istanbul Convention and Exhibition Centre (Turkey)
• [学会発表] Arylacetamide deacetylase is a determinant enzyme for the difference in hydrolase activities of phenacetin and acetaminophen. (2010)
  • 著者名/発表者名: Tatsuki Fukami, Akinobu Watanabe, Shiori Takahashi, Nao Nakagawa, Miki Nakajima, Tsuyoshi Yokoi
  • 学会等名: 9th International ISSX Meeting
  • 発表場所: CONGRESS CENTER (Turkey)
• [学会発表] フェナセチンおよびアセトアミノフェンによる毒性の差異に対するヒトアリルアセタミドデアセチラーゼの重要性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 深見達基、渡邊旭延、高橋志織、小林祐喜、中川尚、中島美紀、横井毅
  • 学会等名: 日本薬物動態学会 第25回年会
  • 発表場所: 大宮ソニックシティ(埼玉県)
• [学会発表] ヒトアリルアセタミドデアセチラーゼはリファマイシン系薬物の加水分解を担う主代謝酵素である (2010)
  • 著者名/発表者名: 中島彰紀、深見達基、渡邊旭廷、小林祐喜、中島美紀、横井毅
  • 学会等名: 日本薬物動態学会 第25回年会
  • 発表場所: 大宮ソニックシティ(埼玉県)
• [学会発表] マウス、ラット及びヒトにおけるアリルアセタミドデアセチラーゼの発現臓器及び酵素活性の種差に関する検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小林祐喜、深見達基、中島彰紀、渡邊旭延、中島美紀、横井毅
  • 学会等名: 日本薬物動態学会 第25回年会
  • 発表場所: 大宮ソニックシティ(埼玉県)
• [学会発表] ヒトアリルアセタミドデアセチラーゼのフルタミド加水分解に対する関与 (2009)
  • 著者名/発表者名: 渡邊旭延、深見達基、中島美紀、高宮正隆、青木康博、横井毅
  • 学会等名: 第24回日本薬物動態学会年会
  • 発表場所: 国立京都国際会館(京都府)
• [学会発表] ヒトカルボキシルエステラーゼ1AのNrf2による転写調節 (2009)
  • 著者名/発表者名: 丸一泰雅、深見達基、中島美紀、横井毅
  • 学会等名: 第24回日本薬物動態学会年会
  • 発表場所: 国立京都国際会館(京都府)
• [学会発表] 糖尿病および高脂血漿治療薬のヒトカルボキシルエステラーゼ酵素活性に対する阻害効果 (2009)
  • 著者名/発表者名: 深見達基、高橋志織、中川尚、中島美紀、横井毅
  • 学会等名: 第24回日本薬物動態学会年会
  • 発表場所: 国立京都国際会館(京都府)