研究概要 |
睡眠習慣・睡眠の問題を,幼稚園から高校まで幅広く使用可能な質問票:「児童青年期睡眠チェックリスト(Child and Adolescent Sleeep Checklist : CASC)」を作成した CASCを用いた一都市の全校調査を対象に,睡眠習慣の経時的変化についての調査を行った. また,日中の眠気や睡眠中の呼吸の問題など,睡眠障害の可能性についても検討を行った. 幼稚園から高校まで一貫して,睡眠の問題が多い児童は,行動上の問題が有意に高かった. 子どもの行動上の問題を対処する上で,睡眠の状態に着目することの重要性が示唆された.
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