研究課題
若手研究(B)
本研究はSPring-8を用いて分子ナノオーダーのダイナミクスを観察することにより心不全を診断する方法の開発を目的とした。特に心筋の収縮タンパクに注目し、複雑な形態と多重の代償機構を保持した標本(生体位駆出心)ならびにその破綻を来した心不全モデル標本を用いてアクチン・ミオシンの相互作用(クロスブリッジ動態)とミオシン線維格子間隔の変化を解析した。本研究では、イソプロテレノールによる肥大心モデル(ラット)での計測を主に行った。肥大心の収縮期および拡張期におけるクロスブリッジ動態を解析し、不全心の評価を行った。
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