研究概要 |
働く人のセルフケア評価質問紙の開発と評価を目的として, 27項目から構成されるセルフケア評価質問紙を2297名の働く人を対象に調査したところ, 893名から有効回答が得られた。その結果, 3つの上位因子(前向きな心構え,健康志向,毎日の行動)と8つの下位因子(充実感,希望,ソーシャルサポート,健康意識,悪い習慣の修正,朝の目覚め,食事量の調整,セルフコントロールの欠如)がセルフケアの構成概念として明らかとなった。<前向きな心構え>は<健康志向>を促進し,さらに<健康志向>は<毎日の行動>に影響していた。
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