研究課題/領域番号 |
21800048
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
西山 潤 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (60508084)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,224千円 (直接経費: 2,480千円、間接経費: 744千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2009年度: 1,664千円 (直接経費: 1,280千円、間接経費: 384千円)
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キーワード | オートファジー / 神経細胞死 / 軸索変性 / 神経変性疾患 / 軸策変性 / 興奮毒性 / 神経発生 / 軸策形成 |
研究概要 |
発達期の軸索においてオートファゴゾームマーカーであるLC3が集積することを見出した。一方、電子顕微鏡を用いた解析においてオートファゴゾーム様の構造体は認めなかった。これらの結果はLC3が軸索においてオートファジーと独立した機能を持つことを示す。一方lurcherマウスをモデルとした軸索変性時に、細胞内ATPの低下とそれに続くAMPKの活性化によってオートファジーが誘導されることを見出した。更に遺伝的手法によってオートファジーを特異的に抑制すると神経変性が悪化した。これらの結果はオートファジーが神経細胞の生存に関与し得ることを示しており、神経変性疾患の新たな治療標的を示唆する所見である。
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