表層型メタンハイドレート賦存地盤の工学的評価に関する研究

• 研究課題/領域番号: 21860083
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 地盤工学
• 研究機関: 函館工業高等専門学校
• 研究代表者: 片岡 沙都紀 函館工業高等専門学校, 環境都市工学科, 助教 (50552080)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 1,872千円 (直接経費: 1,440千円、間接経費: 432千円); 2010年度: 728千円 (直接経費: 560千円、間接経費: 168千円); 2009年度: 1,144千円 (直接経費: 880千円、間接経費: 264千円)
• キーワード: メタンハイドレート / 海底表層土 / 力学的性質 / 物理・化学的性質 / 各種土質試験 / 現地船上力学試験 / 塩分濃度 / せん断弾性係数 / 地盤工学 / 残留強度

研究概要

表層型メタンハイドレート賦存地盤から採取した堆積土を用いて土質特性を検討した.その結果,メタンハイドレートを有していた堆積土は試料採取時に間隙水中に多く存在する溶存ガスが気化することによって堆積土内部が撹乱を受けることにより,堆積土の強度が低下することがわかった.またメタンハイドレートの解離によって間隙水中に含まれる塩分濃度が局所的に低下することから,この現象による堆積土強度への影響についても室内試験により検討したところ,塩分濃度の低下が一因となってせん断強度やせん断波速度に影響を与えることがわかった.

研究成果

• [雑誌論文] 塩分濃度の低下に伴う海底堆積土の強度変化 (2010)
  • 著者名/発表者名: 片岡沙都紀、川口貴之、山下聡
  • 雑誌名: メタンハイドレート総合シンポジウム講演集 Vol.1 ページ: 154-159
• [雑誌論文] 塩分濃度の低下に伴う海底堆積土の強度変化 (2010)
  • 著者名/発表者名: 片岡沙都紀
  • 雑誌名: メタンハイドレート総合シンポジウム講演集 巻: 1巻 ページ: 154-159
• [学会発表] メタンハイドレート～これまでの調査事例～ (2010)
  • 著者名/発表者名: 片岡沙都紀
  • 学会等名: 地盤工学会(第31回地盤工学若手セミナー)
  • 発表場所: 東京大学
  • 年月日: 2010-10-22
• [学会発表] 塩分濃度の違いが土のせん断弾性係数に与える影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 菊池練人
  • 学会等名: 地盤工学会(第45回地盤工学研究発表会)
  • 発表場所: 愛媛大学
  • 年月日: 2010-08-20
• [学会発表] 塩分濃度の違いが土質特性に与える影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 片岡沙都紀
  • 学会等名: 地盤工学会北海道支部
  • 発表場所: 北海道大学
  • 年月日: 2010-02-02
• [学会発表] メタンハイドレート～これまでの調査事例～ (2010)
  • 著者名/発表者名: 片岡沙都紀
  • 学会等名: 第31回地盤工学若手セミナー
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 塩分濃度の違いが土の強度やせん断弾性係数に与える影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 菊池練人、片岡沙都紀、川口貴之、山下聡、澁谷啓
  • 学会等名: 第45回地盤工学研究発表会
  • 発表場所: 愛媛
• [学会発表] 塩分濃度の違いが土質特性に与える影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 片岡沙都紀、川口貴之、山下聡
  • 学会等名: 第50回地盤工学会北海道支部技術報告会
  • 発表場所: 札幌