研究課題
研究活動スタート支援
欧米先進各国では肥満とそれに基づくメタボリックシンドローム患者の増加が深刻な社会問題となっており、生活習慣病発症の分子メカニズムの解明が期待されている。本研究ではmRNA分解酵素の一つであるCCR4-NOTポリA分解酵素複合体がエネルギー恒常性の維持に関与しており、代謝酵素のmRNAを制御していることを明らかにすることを目的としている。本研究では、(1)CCR4-NOT複合体の遺伝子欠損マウスの解析により、ポリA分解酵素が栄養状態に応じてその活性を変化させ代謝を制御、(2)エネルギー恒常性の維持に重要な遺伝子であるPdk4とIgfbp1のmRNAがCCR4-NOT複合体の標的遺伝子であることを証明、(3)RNA-immunoprecipitation MicroarrayによりCCR4-NOT複合体に結合しているmRNAの同定、(4)構造解析によりポリA分解活性中心であるCNOT6L、CNOT7の触媒メカニズムを明らかにすることができた。
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ページ: 368-379
Genes to Cells
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The EMBO journal
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