研究課題
基盤研究(B)
本研究では、実験動物およびヒトiPS細胞分化系を組み合わせて、食品因子による発達段階における体質リライトの制御機構の解明を目的とした。先行研究により見出した、炎症性腸疾患(IBD)モデルマウスの胎児期に体質リライトにより生じるポジティブなメチル化制御について、網羅的な解析方法を用いて出生直後から疾患発症初期に解析し、また健常人およびIBD遺伝素因を有するヒト由来iPS細胞の腸管上皮細胞オルガノイド分化制御評価系により体質リライトの詳細機構解明および有効成分探索を行う。本研究で構築した解析システムを活用し、食による体質リライトおよび疾患リスク低減の疾患予防モデルケースを多くの人々に提示したい。