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魚貝類を斃死させる神経性毒ブレベトキシン保有藻の発生・毒産生機序の包括的解明

研究課題

研究課題/領域番号 21H02268
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分40030:水圏生産科学関連
研究機関高知大学

研究代表者

山口 晴生  高知大学, 教育研究部自然科学系農学部門, 准教授 (10432816)

研究分担者 鈴木 敏之  国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産技術研究所(長崎), 部門長 (70371804)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2023年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2022年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2021年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
キーワードカレニア・パピリオネイシア / ブレベトキシン / 神経性毒 / 増殖 / 発生機構 / ブレべトキシン
研究開始時の研究の概要

水産業の場として重要な沿岸域においては,有毒な微細藻(有毒藻・有毒プランクトン)の発生に伴う魚貝類の毒化事例があとを絶たない。この研究課題では,新奇有毒藻の神経性毒産生・発生メカニズムを解明する。この研究課題を遂行することで,神経性毒を監視する体制基盤を整備し,水産業の持続的発展に貢献する。本研究で得られた成果を一般にも公開することで,有毒藻・海洋生物毒の一般理解と共に水産科学の啓蒙をはかっていく。

研究成果の概要

水産業の場として重要な沿岸域においては,有毒な微細藻の発生に伴う魚貝類の毒化事例があとを絶たない。そのような状況の下,本邦沿岸域にて神経性毒を保有しうる微細藻カレニア・パピリオネイシアが新たに見出された。そこで本研究課題では,安全な魚貝類の生産体制を構築すべく,当該藻の毒産生・発生機序を包括的に解明しようとした。本研究の遂行により,カレニア・パピリオネイシア等に由来する神経性毒“ブレベトキシン類”の検出・定量系を整えるとともに,同藻の発生機構を新構築した。以上により,沿岸生物生産の持続的発展に貢献する新しい知見・ノウハウを整備できたと判断される。

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在わが国では,公衆衛生の観点から,魚貝類を毒化させる有毒藻各種が厳重な監視下にある。その一方で,神経性毒の一種“ブレベトキシン”を産生する有毒藻については監視可能な体制が整っていない。このような状況に鑑み,本研究課題では,有毒藻カレニア・パピリオネイシアに由来するブレベトキシン類の検出・定量系を確立するとともに,同種の大発生メカニズムを解明することで,現状における海洋生物のブレベトキシン毒化リスクをおよそ評価できた。これらの知見・ノウハウは,わが国における水産資源の安全確保に貢献することから,学術的かつ社会的に重要な意義を有すると判断される。

報告書

(1件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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