研究課題/領域番号 |
21H02270
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40030:水圏生産科学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
河邊 玲 長崎大学, 海洋未来イノベーション機構, 教授 (80380830)
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研究分担者 |
阪倉 良孝 長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(水産), 教授 (20325682)
中村 乙水 長崎大学, 海洋未来イノベーション機構, 助教 (60774601)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2021年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
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キーワード | カンパチ / バイオロギング / 産卵場 / 回遊経路 / 遺伝子解析 / 東シナ海 / 回遊生態 / 分子系統解析 / 分子系統 / 東シナ海北部海域 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、台湾以外の海域(東シナ海北部海域)に生息するカンパチの産卵回遊行動をバイオロギング手法を用いて個体単位の高い時空間分解能で計測し、これとゲノム解析を通じた分子系統に関する既往知見とを統合することで、東シナ海産カンパチの集団構造を明らかにすることである。これらの統合研究によって、我が国におけるカンパチの持続的利用に資する資源学的情報へと整理することを最終目的とする。
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研究実績の概要 |
1)行動調査:前年度に沖縄本島北部海域からカンパチに取り付けて放流した行動記録計(以下、記録計)の回収作業を行った。2023年7月3日に沖縄北部海域への浮上が確認でき、漁船を用船して作業を実施したところ、記録計の回収に成功した。 2)遺伝子解析:行動調査で用いた個体から採取した鰭サンプルを遺伝子解析に供したところ、2個体全てがカンパチであり、全てが雌であると判定された。 3)データ解析:沖縄本島北部海域におけるカンパチ成魚の遊泳行動を解析し、台湾東部海域の既往知見と比較した。沖縄からの放流個体は台湾東部の個体よりも移動範囲がかなり狭く、産卵期間を含めて放流した海域の近傍に留まり続けていた。海域間で滞在深度は異なっていたが経験水温は同程度であった。沖縄と与論島の間の海域から放流された個体は沖永良部島との間を時計回りに周回して、放流海域近くに回帰した。また、深度記録は他海域では認められない特異性が顕著で、日周的な変化に加えて、3-4日周期の鉛直移動が認められた。 4)業績:本課題の成果と以前のデータを解析して1報の論文として公表した。国内学会で2件、関連内容を報告した(日本水産学会春季大会)
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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