研究課題/領域番号 |
21H02415
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43020:構造生物化学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
木下 タロウ 大阪大学, 微生物病研究所, 特任教授(常勤) (10153165)
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研究分担者 |
村上 良子 大阪大学, 微生物病研究所, 特任教授 (00304048)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
15,730千円 (直接経費: 12,100千円、間接経費: 3,630千円)
2023年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2022年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2021年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | GPIアンカー / グリコシルホスファチジルイノシトール |
研究開始時の研究の概要 |
グリコシルホスファチジルイノシトール (GPIと略記) はヒト細胞表面に存在する160種類余のタンパク質に結合し、細胞膜アンカーとして機能する。GPIはタンパク質に結合しないフリーの糖脂質としても存在する。本研究では未だ理解が進んでいないGPI生合成の量の制御機構、GPI中間体の細胞質側から内腔側へのフリップのメカニズム、フリーGPIの実態と細胞内動態の解明を進め、制御機構を含めたGPI生合成の完全理解を目指す。
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研究成果の概要 |
「GPI生合成量の制御機構の解明」「GPI生合成中間体の細胞質側から内腔側へのフリップのメカニズムの解明」「タンパク質に結合していないフリーGPIの実態と細胞内動態を明らかにする」の3つを目的とした。第1の目的に関して、CD55など特定のGPIアンカー型タンパク質の前駆体が残存するとARV1に依存してGPI生合成を増加させることを見出した。第2の目的に関して、CLPTM1Lタンパク質が生合成中間体であるグルコサミンーホスファチジルイノシトールを反転させるスクランブラーゼであることを証明した。第3の目的に関しては、フリーGPIとGPI生合成中間体が細胞内で輸送されることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
GPIの生合成は形態形成、生体防御、神経系形成、受精などに必須であり、GPI生合成の欠損は先天性グリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)欠損症や発作性夜間ヘモグロビン尿症といった重篤な疾患を引き起こす。GPI生合成に関する徹底した研究は、生体の生理と病理の理解に重要である。本研究により得られた、GPI生合成量の制御機構に関する成果やGPI生合成中間体とフリーGPIの細胞内動態に関する成果は、GPI生合成とGPI欠損症に関わる知見を一層深化させることにより生体の生理と病理の理解に資する。
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