研究課題/領域番号 |
21H02669
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48030:薬理学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
新藤 隆行 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (90345215)
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研究分担者 |
横山 茂之 信州大学, 医学部, 特任教授 (00159229)
村田 敏規 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (50253406)
桜井 敬之 信州大学, 学術研究院医学系, 准教授 (80317825)
神吉 昭子 信州大学, 学術研究院医学系, 助教 (10397309)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2023年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2022年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2021年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | 受容体活性調節タンパク / 恒常性 / 生活習慣病 / 慢性臓器障害 / 創薬 / RAMP / 臓器障害 / 心臓 / ミトコンドリア / 血管 / 代謝 |
研究開始時の研究の概要 |
アドレノメデュリン(AM)は、全身で広く産生される生理活性ペプチドである。我々は、AMが多彩な作用を有し、各臓器や細胞の恒常性そのものに必須であることを明らかとした。AMの受容体であるCLRには、一回膜貫通型タンパクRAMPが1対1で結合する。RAMPには複数のサブアイソフォームが存在する。RAMP1は神経系、RAMP2は血管・代謝系、RAMP3はリンパ管・ 免疫系の恒常性を主として制御している。 本研究では、主にRAMP2およびRAMP3に焦点を絞り、これらの生体内恒常性制御機構と、その障害により生じる疾患発症のメカニズムを解明する。続いて、RAMPシステムの制御法を開発し、創薬に展開する。
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研究成果の概要 |
我々は、生体内の恒常性維持を司る、「生理活性因子の情報制御システム」=「アドレノメデュリン(AM)-RAMP系」を、生活習慣病や慢性臓器障害の新たな治療標的として注目した。 本研究では、我々のこれまでの研究基盤に基づき、心血管系および代謝系におけるRAMP2とRAMP3の機能分化の解明を進めた。さらに、AM-RAMP系の制御法を生活習慣病と慢性臓器不全に対する創薬に展開するため、RAMPに結合する低分子化合物の探索を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢化社会に突入した我が国においては、生活習慣病や慢性臓器障害への医学的対策が喫緊の課題である。AM-RAMP系の様な生体内恒常性を制御するシステムを統合的に理解し、人為的に介入、操作することができれば、生活習慣病や慢性臓器障害に対する新しい創薬のパラダイムになると期待される。 本研究成果により、AM-RAMP系を治療標的として応用展開する足掛かりが得られた。
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