研究課題/領域番号 |
21H02694
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49010:病態医化学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
中津 史 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (50360607)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2023年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2022年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2021年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | plasma membrane / PI4P / シグナル伝達 / 脂質交換輸送 / イノシトールリン脂質 / 細胞膜 / メンブレンコンタクト / プローブ / ホスファチジルセリン / コレステロール |
研究開始時の研究の概要 |
PI4K3αはTTC7、EFR3およびFAM126と複合体を形成し、細胞膜においてイノシトールリン脂質PI4Pを合成するPI4キナーゼである。PI4K3α複合体は、PI4P合成を介して細胞膜における脂質輸送・代謝やシグナリングなど様々な生理機能を支えている。本研究では、PI4K3α複合体による細胞膜の脂質恒常性維持の制御と破綻のメカニズムの解明を目指す。
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研究成果の概要 |
細胞膜を構成する脂質は、バリア機能やシグナル伝達制御をはじめ多くの重要な役割を担う。しかしながら、その恒常性制御についての詳細は明らかになっていない。本研究では、主に脂質輸送制御機構およびシグナル伝達制御の観点からそのメカニズムの解明を目指し、新たな脂質輸送タンパク質の同定や、細胞膜脂質の新規プローブおよびバイオセンサーの開発によって、動的な細胞膜脂質制御機構の一旦が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞膜は、バリア機能や細胞内外のシグナル受容・伝達など、細胞の生命活動に必須な様々な役割を担う。その主要構成分子である脂質はそれら生理機能の制御の中心的役割を担っており、その制御破綻が種々の疾患に関与することからもその生理的重要性は明らかである。本研究により明らかになった知見は、細胞膜が担う様々な現象のさらなる理解や疾患機序解明、さらには新たな治療薬開発などに結びつく可能性が期待される。
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