研究課題/領域番号 |
21H03179
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
高村 雅之 金沢大学, 医学系, 教授 (60362000)
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研究分担者 |
野村 章洋 金沢大学, 融合科学系, 准教授 (30707542)
多田 隼人 金沢大学, 附属病院, 助教 (90623653)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2023年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2021年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | 動脈硬化性疾患個別化医療 / 多遺伝子リスクスコア / 個別化医療 / polygenic risk score / 心血管病 / ゲノム / 心血管疾患 / 冠動脈疾患 / リスクスコア / ゲノム解析 / コホート研究 / 動脈硬化性疾患 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では日本人において、遺伝子配列情報から、生まれながらに有する心血管疾患発症リスクのスコア化を行い(心血管疾患多遺伝子リスクスコア)、心血管疾患発症リスクを層別化する新たなマーカーとしての有用性を評価すると同時に、そのリスクを低減しうる後天性環境要因(特定の薬物治療や生活習慣)を同定することを目的とする。
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研究成果の概要 |
(1)東アジア地域における心血管疾患関連PRS開発について:PRS算出に必須であるGWASについて、東アジアおよびオセアニア地域を含めて欧州や米国と比較し、人口比に対して極めて研究数が少ないという実態を報告した。 (2)家族性高コレステロール血症における個別化医療について:家族性高コレステロール血症において、冠動脈CT検査による冠動脈カルシウムスコアは、遺伝的背景と同様に動脈硬化疾患罹患と強い関連があることを示した。また、同症において、先天的要因(遺伝的背景)に加えて後天的生活習慣が、動脈硬化性疾患のリスク層別化と関連することを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現状において東アジアおよびオセアニア地域を含めて欧州や米国と比較し、人口比に対して極めて研究数が少ないという実態を明らかとした。また、遺伝的背景の評価と同時に冠動脈CTなどの非侵襲的検査を加えることで、動脈硬化性疾患のリスク層別化に繋がることを示すとともに先天的要因(遺伝的背景)に加えて後天的生活習慣が、動脈硬化性疾患のリスク層別化と関連することを明らかとした。
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