研究課題/領域番号 |
21H03293
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
齋藤 悠城 札幌医科大学, 医学部, 講師 (40758702)
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研究分担者 |
齋藤 貴子 (千見寺貴子) 北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (40452982)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2023年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2022年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2021年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | 細胞老化 / 再生 / リハビリテーション / エクササイズ / 糖尿病 / メカニカルストレス / 骨格筋 / 組織再生 / 間葉系前駆細胞 / 力学ストレス |
研究開始時の研究の概要 |
我々は組織再生の過程で起こる細胞老化に着目し、細胞老化を正常化する事で不要な細胞を除去し、慢性炎症で変性した組織を再生できることを発見した。ついで、運動刺激による筋間質細胞の老化誘導が筋再生に不可欠であること、一方で筋実質細胞の老化は再生を阻害することを見出した。これら一連の研究成果から、細胞への力学ストレスによって細胞老化を正常化して組織再生を導く、“セノリハビリテーション”(seno = 老化)の可能性を見出した。本研究では、リハビリテーションによる細胞老化制御メカニズムを解明することで、セノリハビリテーションという細胞・分子レベルから細胞老化を制御する新たな治療基盤の創成を目指す。
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研究成果の概要 |
老化細胞はサイトカインや成長因子など様々な生理活性因子を分泌することで周囲の細胞に働きかけて組織を再生へ導く。これまでの研究で力学刺激によって細胞老化を制御できる可能性を見い出してきたことから、リハビリテーションによる細胞老化を制御することで組織再生を促す、セノリハビリテーションという新しい可能性を見出し、検証した。 本研究課題では、in vitro実験と運動後のマウス骨格筋のシングルセルRNA-seqデータの解析によって、細胞老化が誘導されやすい細胞集団を同定した。加えて、肥満マウスにおける運動後の骨格筋マウスでは異なる集団が細胞誘導されやすいことも明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞老化はサイトカインや成長因子など様々な生理活性因子を分泌することで周囲の細胞に働きかけて組織を再生へ導く一方、長期的に組織に蓄積することで慢性炎症を引き起こす原因細胞となる。この老化細胞を標的とした治療法の開発が、慢性炎症疾患および健康長寿達成のために大きな注目を集めている。本研究成果では、運動刺激によって細胞老化が誘導されやすい細胞集団を同定に成功した。この成果は、メカニカルストレスおよびリハビリテーションによる細胞老化制御の達成に向けた基盤データとなり、将来的には健康長寿社会達成につながる可能性を有している。
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