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視覚障害児の汎用性のある触地図の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21H03993
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 1190:特別支援教育関連
研究機関金沢大学

研究代表者

吉岡 学  金沢大学, 人間社会研究域, 教諭

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
430千円 (直接経費: 430千円)
2021年度: 430千円 (直接経費: 430千円)
キーワード視覚障害 / 触地図 / 白杖 / 空間認知 / 歩行指導 / 視覚障害者
研究開始時の研究の概要

本研究の概要は、盲学校等で日々行われている自立歩行の基礎となる視覚障害児の空間認知の学習を支援する触地図を開発することである。一般的に盲学校等では視覚障害児の空間認知の指導はレイズドラインマップなどの教材を用いて指導が行われている。しかしながら、これらの教材には作成に時間を要したり、既製品は高価であったり、コンテンツの更新が困難であったりと汎用性がない。そこで、本研究では上述の課題を解決し、視覚障害児が主体的に空間情報を獲得することができる触地図の開発を目指す。

研究成果の概要

視覚障害児の空間認知の指導にレイズドラインマップなどの教材を用いて行われている。しかし、これらの教材は作成に時間を要したり、既製品は高価であったり、コンテンツを迅速に更新するには困難であり、十分な汎用性はなく、教育現場でのニーズを完全かつ適切に満たしているとはいえない状況にあった。そこで、本研究では2.5Dプリンタ技術(印刷物の表面に凹凸感を出し、立体感を施す新しい印刷技術)を使い、教育現場で容易にコンテンツの更新ができ、様々な授業シーンでも利用が可能となる利便性の高い触地図の作成した。その結果、視覚障害児の歩行指導においては,児童が主体的に空間認知を学習する姿が見られた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、最新プリンタ技術である2.5Dプリンタ技術(印刷物の表面に凹凸感を出し、立体感を施す新しい印刷技術)を用いることで、教育現場で容易にコンテンツの更新ができ、様々な授業シーンでも利用が可能となる利便性および対話性の備わった教材を教師自身が作成できるシステムを構築した。これにより、教育現場ではインタラクティブな教材を子どもたちに瞬時に呈示することが可能となり教育的な意義は大きいものと言える。また、この技術は特別支援教育のみならず一般社会の障害者への支援ツールとしても利用可能であり、社会的意義は大きいものと言える。

報告書

(2件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] 視覚障害児の触地図を使った歩行指導について ―歩行指導に必要とする触地図の参照情報分析を通して―2022

    • 著者名/発表者名
      吉岡学
    • 雑誌名

      特殊教育学研究

      巻: 59(4) ページ: 245-256

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 白杖用石突の必要な機能性について2021

    • 著者名/発表者名
      吉岡学
    • 雑誌名

      人間工学

      巻: 57(4) ページ: 165-171

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2023-01-30  

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