研究課題/領域番号 |
21H04023
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
1200:教育工学関連
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研究機関 | 釧路工業高等専門学校 |
研究代表者 |
石塚 和則 釧路工業高等専門学校, 教育研究支援センター, 技術専門職員
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
430千円 (直接経費: 430千円)
2021年度: 430千円 (直接経費: 430千円)
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キーワード | AR / 拡張現実 / CAD / ARメガネ / スマート工場 |
研究開始時の研究の概要 |
生産現場ではスマート工場化の取り組みとして,工程管理や保守管理にARメガネの導入がすすんでいる. このような先進的な生産管理技術を実習授業に取り入れるべく,ARメガネを効果的に用いた実習教材を開発する. 具体的にはケガキ作業や材料取り付け作業にAR技術を活用することを検討する.あわせてAR技術を,作業の安全管理や技術伝承に活用する方法 を検討する. 導入にあたっては、なるべく安価で持続可能な方法を検討する.
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研究成果の概要 |
生産現場では工程管理や保守管理にAR(拡張現実)メガネを導入するスマート工場化がすすんでいる.高専のような実践的技術者育成機関においては,このような先進的な生産管理技術をすみやかに実習授業に取り入れ,エンジニア育成に活用する必要がある.本研究はARメガネをはじめとするAR技術を効果的に用いた実習教育を行うことを目的とする.ARのターゲットとして空間ターゲットならびにイメージターゲットを用いたARコンテンツの作成方法習得のための教材を準備し,授業で活用した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
開発した教材を授業で活用後,教育の効果をアンケートならびに小テストで検証した.アンケート調査において施行前と施行後とで評価の平均を比較したところ,施行前3.5,施行後3.7であったため,一定の効果があったことが確認できた. 作成した教材は授業で用いる以外にも,他の市町村で行う中学生向け模擬授業,高専祭の体験教室,チャレンジジュニアラボ(小・中学生向けイベント)で活用した.また,他高専の参考となるよう第14回高専技術教育研究発表会において取り組み内容を講演した.
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