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間葉系幹細胞の微小環境での炎症制御機構に着眼した次世代型免疫・炎症制御法の創成

研究課題

研究課題/領域番号 21H04824
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分53:器官システム内科学およびその関連分野
研究機関名古屋大学

研究代表者

丸山 彰一  名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (10362253)

研究分担者 石本 卓嗣  愛知医科大学, 医学部, 教授 (00534835)
平山 明由  慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 准教授 (00572405)
榎本 篤  名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (20432255)
秋山 真一  名古屋大学, 医学系研究科, 特任講師 (20500010)
田中 章仁  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (20846290)
杉浦 悠毅  京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (30590202)
古橋 和拡  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (50835121)
研究期間 (年度) 2021-04-05 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
43,030千円 (直接経費: 33,100千円、間接経費: 9,930千円)
2023年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2022年度: 12,220千円 (直接経費: 9,400千円、間接経費: 2,820千円)
2021年度: 22,620千円 (直接経費: 17,400千円、間接経費: 5,220千円)
キーワード間葉系幹細胞 / 炎症 / 腎臓 / 免疫
研究開始時の研究の概要

既存の免疫抑制薬は過剰免疫抑制による感染症などの副作用が問題となっている。間葉系幹細胞(MSC)は、障害部位の炎症強度に応じた自律的かつ局所での炎症制御が可能なことから、次世代の免疫制御療法として期待されている。しかし、その作用機序は十分解明されておらず、その実用化に際しては課題が多い。新概念として『障害部位に到達したMSC由来細胞外小胞が炎症細胞から放出される炎症性物質と微小空間で会合した時にのみ免疫抑制物質が生成されて局所での抗炎症作用が出現する』という着想に至った。本研究では、この新概念を検証して、効果的で安全な次世代型免疫・炎症制御療法の開発に取り組む。

研究成果の概要

既存の免疫抑制薬は過剰免疫抑制による感染症などの副作用が問題となっている。間葉系幹細胞(MSC)は、障害部位の炎症強度に応じた自律的かつ局所での炎症制御が可能なことから、次世代の免疫制御療法として期待されている。我々は、MSCの免疫・炎症制御機序に関して、『障害部位に到達したMSC由来細胞外小胞(EVs)が炎症細胞から放出される炎症性物質と微小空間で会合した時にのみ免疫抑制物質が生成されて局所での抗炎症作用が出現する』という仮説をたて研究を行った。この課題にて、標的分子が炎症を瞬時に抗炎症物質に変換することで、炎症制御を行っていることを発見した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回我々は、炎症物質を瞬時に抗炎症物質へ変換することができる間葉系幹細胞の成分が、腎炎の炎症状態を抗炎症・臓器再生状態へ変換することで、腎障害の進行を抑制することを見出した。
本課題での間葉系幹細胞による生体内炎症制御機構の解明により、免疫抑制を炎症が存在する局所のみで行うことが可能となり、既存の免疫抑制薬の過剰免疫抑制の問題点を解決することができる。本課題で解明した時間・空間的炎症制御機構を治療へ結びつけるため、本分子の効果的な炎症部位への輸送システムの開発へ発展させる。

報告書

(2件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 審査結果の所見

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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