研究課題/領域番号 |
21H04965
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
伊藤 嘉浩 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 主任研究員 (40192497)
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研究分担者 |
上田 一樹 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 専任研究員 (10615040)
鵜澤 尊規 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 専任研究員 (60554376)
松川 昭博 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (90264283)
秋元 淳 国立研究開発法人理化学研究所, 創発物性科学研究センター, 研究員 (80649682)
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研究期間 (年度) |
2021-04-05 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
42,380千円 (直接経費: 32,600千円、間接経費: 9,780千円)
2023年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
2022年度: 15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
2021年度: 17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
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キーワード | 進化分子工学 / ペプチド医薬 / 低分子医薬 / ナノキャリア / 両親媒性ポリペプチド / 超分子集合体形成 / 免疫治療 / ドラッグ・デリバリー / 免疫チェックポイント阻害剤 / 抗がん剤デリバリー / 高分子医薬 / がん治療 / 抗癌剤 / 癌治療 |
研究開始時の研究の概要 |
新しい癌治療の方法として免疫療法が可能になるとともに、従来からの抗癌剤治療においても副作用を抑制するための癌細胞だけを標的とした治療法が可能になりつつある。本研究では、これら二つのアプローチを、進化分子工学と超分子集合体化学の新しい観点から拡張し、さらに融合することにより、免疫治療法と化学療法を併用できる新しい集学的ながん治療法の確立を目指す。
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研究成果の概要 |
免疫チェックポイント阻害剤や、ターゲットとなるがん細胞が高発現する葉酸レセプターのアイソフォームを選択的に認識する低分子化合物を組み込んだペプチドの進化分子工学による選別を実現し、免疫チェックポイント阻害剤の相互作用効果や選択的な葉酸レセプター指向性の増強を行った。抗がん剤を内包でき、形状制御ポリペプチド超分子集合体ナノキャリアを開発した。さらに、膜融合性脂質とポリペプチドとの複合化キャリアや親水性ドメインのポリサルコシンの効果についても検討した。指向性ペプチド複合体で修飾した抗がん剤内包リポソームが、培養細胞実験や動物実験により、がん組織への集積性と増殖抑制を持つことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん治療において免疫療法と抗がん剤を用いた化学療法は重要な柱である。本研究では、これらに寄与する新しい技術の可能性を示した。一つには、低分子医薬の活性を向上するための中分子化や抗がん剤のデリバーのための指向性付与のための新しい方法論として進化分子工学を用いることができることを明らかにした。また、デリバリーのためのナノキャリアとして両親媒性ポリペプチドを用い、様々な可能性を明らかにした。これらの技術を複合化することで、がん治療への新しい可能性を開くことが期待できる。
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