研究課題/領域番号 |
21K00001
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01010:哲学および倫理学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
横山 幹子 筑波大学, 図書館情報メディア系, 准教授 (40302434)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 知識の組織化 / 図書館情報学 / 領域分析(ドメイン分析) / 統合的レベル分類 / 存在論 / ヨーランド / ニョリ / 哲学 / 領域(ドメイン)分析 / 領域分析 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、哲学的な存在論は図書館情報学とそのように関係するのか、特に、存在論的立場が異なること(たとえば一元論と多元論、実在論と反実在論)で図書館情報学研究にどのような影響が与えられるのかを明らかにすることを目指している。 その際、図書館情報学の中でも、大量のデータの整理という現代社会における問題と関係する「知識の組織化」の分野に焦点を当てる。 具体的には、図書館情報学の「知識の組織化」の分野における領域分析等を取り上げ、哲学的な存在論が、具体的な知識の組織化システムとその評価にどのように関わってくるかを明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究では、存在論と「知識の組織化システム」との関係を、「知識の組織化システム」として「領域分析(ドメイン分析)」と「統合的レベル分類」を取り上げ、具体的に検討した。 その結果「領域分析(ドメイン分析)」はヨーランドの主張する「プラグマティックな実在論」・「物的一元論」と結びついており、「統合的レベル分類」はニョリの主張する複数主義的な存在論と結びついているが、どちらに関しても、それ以外の存在論も関係しうることが明らかになった。また、抽象的存在者の存在を認めること(その存在を認めるかどうかがヨーランドとニョリの決定的な違い)が「知識の組織化システム」とどのように関係しうるかも明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、存在論や認識論と、図書館情報学との関係が論じられている。しかし、認識論と図書館情報学の関係に関しては一般的論考も具体的論考も共にみられる一方で、存在論との関係についての論考に関しては具体的な論考が不足していた。本研究は、図書館情報学の中でも「知識の組織化」に焦点を当て、「知識の組織化システム」として「領域分析」と「統合的レベル分類」を取り上げ、存在論と知識の組織化の関連性について具体的に考察しており、その成果は学術的な意義を持つ。また本研究は、大量のデータの整理という現代社会における問題と関係する「知識の組織化」やその組織化に相応しいシステムの検討と関係しているため、社会的意義も持つ。
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