研究課題/領域番号 |
21K00598
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
畑佐 由紀子 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 名誉教授 (40457271)
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研究分担者 |
小口 悠紀子 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (70758268)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | アカデミック・ジャパニーズ / 日本語教育 / 第二言語習得 / アカデミックジャパニーズ / 独話 / 談話 / 独和 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,日本語のアカデミック・スピーキングの特徴を明らかにし,学習者の習得実態を探るために,以下の研究目的を達成する。 (1) 日本語母語話者と習熟度の異なる学習者の論証・説明・描写の独話タスクの発話コーパ スを分析し,3つのタスクにおける日本語のアカデミック・スピーキングの特徴と学習 者の使用・習得実態を探る。 (2) 実際の教室活動と独話タスクでの発話を比較し,独話タスクが授業での発話の質を保証 できるかどうかを明らかにする
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研究成果の概要 |
本研究では、国内の留学生に対する効果的な教材や評価システムの開発をするための基礎研究として、日本語のアカデミッ ク・スピーキングの特徴や学習者の習得実態を探るために日本語母語話者と習熟度の異なる学習者の論証・説明・描写の独話タスクの発話コーパスを構築し、3つのタスクにおける日本語のアカデミック・スピーキングの特徴と学習者の習得実態を明らかにすることを試みた。加えて、授業中のディスカッションでの学習者と母語話者の発話のデータベースを構築し、独話タスクでの発話が授業での発話をどの程度反映するか検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アカデミック・ジャパニーズの研究や教材開発はアカデミック・ライティングの分野での発展が中心であり,学習者のアカデミック・スピーキングの問題点や習得状況を解明する研究は極めて少ない。また、日本語母語話者のアカデミッ ク・スピーキングについては、一部の表現の質的分析にとどまり、その特徴の全体像はわからない。本研究により、日本語のアカデミック・スピーキングの特徴及び学習者の発話の特徴と問題点を明らかにすることができる。また、学習者評価には独話が用いられることが多いため、独話に見られる特徴と教室での発話に見られらる特徴を比較することで、より整合性の高い評価法について検討することができる。
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