研究課題/領域番号 |
21K00633
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 東京外国語大学 (2022-2023) 早稲田大学 (2021) |
研究代表者 |
沖本 与子 東京外国語大学, 世界言語社会教育センター, 講師 (30802144)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 日本語教育 / 対のある自動詞・他動詞 / オンライン学習システム / ITS / 語彙学習 / e-Learning / 対のある自動詞他動詞 / 語彙 / 日本語教区 / オンライン学習 / 対のある自他動詞 / e-learning |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は日本語学習者と日本語教師のためのオンライン自他動詞習得支援システムの開発を目的とする。そのため知的学習支援システム(Intelligent Tutoring System)を用い、学習者の学習状況を把握し、日本語教師にその情報を提供することで、自主的自立的学習支援に役立てることとする。 さらに、本研究で使用する語彙レベルと日本語能力試験などの外的基準との相関を測ることで、学習地域・時差・教育機関を問わず、世界的に日本語学習者が語彙習得を行える状況を作り出す。
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研究成果の概要 |
本研究は、日本語の対のある自動詞・他動詞を使用した日本語語彙学習システムの開発、またそのシステムを用いた日本語学習者の知識獲得と知識定着について証明することを目的とした。 本研究では、日本国内外の高等教育機関に所属する日本語学習者から多くの貴重な学習データを収集した。これらのデータ分析を基に、回答時間・同問題の出題回数の設定、項目レベルによる提示順、対のある自他動詞と文法を組み合わせた項目の開発、などを行った。遅延テストの実施により、学習者の知識獲得・知識定着の確認ができ、またプログラム終了後の学習の有無による知識定着の強弱も確認された。また、5週間のオンライン学習システムは、現在公開中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果として、学術的には日本語の対のある自他動詞の知識獲得・知識定着について、一定の知見を得たことが挙げられる。対のある自他動詞は客観的なデータに基づいた指導方法が確立されていなかったため、本研究により日本語学習者への学習環境提供、日本語教師への情報提供、そして日本語教育への貢献ができる意義がある。 次に、社会的意義として開発した学習システムを使用することで、教育機関・時差・学習する場所の制約を受けないオンライン学習環境を世界規模で提供することができる。また、初級後半から上級前半の日本語学習者が自立的自主的学習を行えることは、今後の留学生教育・日本語教育の広がりを支援することができる。
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