研究課題/領域番号 |
21K00648
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
高木 直之 東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (30272727)
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研究分担者 |
内田 洋子 東京海洋大学, 海洋工学部, 助教授 (50313383)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 機関英語 / ブレンド型学習 / ESP / オンライン学習 |
研究開始時の研究の概要 |
ネット上での自宅学習と教室での学習活動を組み合わせた「ブレンド型」の言語学習を前提とし、国際航海に従事する外航船で働き、主機関及びその他の機器の運用・保守に責任を持つ機関士に必要不可欠な英語(=機関英語)を包括的にカバーする学習プログラムを作成、これを東京海洋大学における機関英語の授業で実施し、その成果を検証する。この目的達成のため、(A)機関業務の遂行に必要な英語力を記述する CAN DO LIST、(B) 機関英語ブレンド型学習教材、(C) 基礎文法学習教材(機関英語の文脈を使用したネット学習教材)、(D) 機関英語テスト(プログラムの成果検証用)を作成する。
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研究成果の概要 |
本科研費では、機関英語ブレンド型学習教材、基礎文法学習教材、機関英語テストを作成した。英語による機関業務の遂行にあたって必要な語彙・文法・言語活動をリストアップし、これに基づいて前後期それぞれ2学期分の機関英語ブレンド型学習教材を作成した。毎週の授業UNITは、ビデオ教材を使ったリスニング、内容にかかわる口頭のQ&A、True/False 問題、文法や語彙に関する問題からなり、予習・復習にはムードルやQuizlet を使った語彙や文法事項の練習問題を利用した。独自に作成した機関英語テストを、教材による学習の前後に実施、正答率は41%から59%へと上昇した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外航船の機関士として働くための海技免許の取得には、機関業務を行うために必要な英語(機関英語)の習得が国際条約によって求められているが、英語教員がこれを教えることは困難を極める。本プロジェクトで作成した教材はネットで公開されており(文法:https://www2.kaiyodai.ac.jp/~takagi/engine/intro_to_EE.html、リーディング:https://www2.kaiyodai.ac.jp/~takagi/ime/ime_index.html)、東京海洋大学ばかりか、日本、ひいては世界の海事教育機関での機関英語教育にも役立つものである。
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