研究課題/領域番号 |
21K02730
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
下村 有子 金沢大学, 設計製造技術研究所, 研究協力員 (70171006)
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研究分担者 |
和田 紘樹 金城大学短期大学部, 美術学科, 講師 (00450007)
浅川 直紀 金沢大学, 設計製造技術研究所, 教授 (50231874)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 盲児の歩行支援 / VRシステム / 全方向トレッドミル / 歩行シミュレーター / VR歩行支援 / 脳内地図作成システム / V全方向トレッドミル / 盲児支援 / 歩行支援 |
研究開始時の研究の概要 |
我々は歩行型VRデバイスを用いて、盲児のためにVR上で基礎歩行訓練を行う。 盲児の基礎歩行訓練には、実際の歩行と脳内歩行地図の作成が必要である。実際の歩行では、盲児は歩行型VRデバイス上で、ランドマーク(目印となる地理上の特徴物)の音の確認を行う。そのあと、歩行型VRデバイス上で、指示通りにスタート地点から目標地点までVR上で歩く。間違いなく歩けるようになるまで、繰り返す。盲児は歩行型VRデバイス上で実際に歩き、ランドマークの音を聞いて脳内地図を作成していく。 この訓練システムを構築する。
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研究成果の概要 |
我々はVRを用いたトレッドミル上で歩行練習するシステムを構築した。VR上で盲児が歩くことにより、盲児はいろいろな音響を選別し、その音響に従って歩行を行っていく。コロナ下のために装置が届かないなどトラブルも発生したが、システムは構築され、盲児での実験でも良好な結果が得られた。 現在の練習システムは1パターンであるが、いろいろなオプションを付加することにより、より現実的な個人個人に適合するシステムになると思われる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
盲児の歩行練習は危険が多く、盲児の不安も大きい。その上に歩行訓練士が不足している。我々は前述の課題を解決するためにVRを用いたシステムを構築した。トレッドミルを用いることにより、盲児は実際の道路を歩かず、危険がほぼない。また歩行訓練士も不要になり、付き添いの支援者が同時に何人もの盲児の安全を確認することができる。また盲児が1人で何回も練習することが可能になる。盲児の不安も減り、安全性が保たれる。
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