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社会的推論に関する知識構造の定量的理解と脳内表現の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K02980
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10010:社会心理学関連
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

岡本 正博  福島県立医科大学, 医学部, 助教 (90548976)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワード対人認知 / 対人記憶 / 認知次元 / 自伝的記憶 / 自然言語 / 自己 / 人物表象 / 潜在的意味解析 / 自然言語処理 / 社会的推論 / 社会的認知 / 人物知識 / テキストマイニング / 社会的知識 / 知識表現 / fMRI
研究開始時の研究の概要

本研究では、「自由記述による人物評定」と「符号化モデル」を組み合わせて機能的磁気共鳴画像データを解析することで、ヒト脳内における人物関連情報表現を統合的かつ定量的に評価し、その表現様式に関する仮説を検証する。まず、自由記述から人物に関する知識を定量的に評価し刺激セットを構築する。そのうえで、得られた刺激セットをもとにfMRIによって脳活動を記録し、計測データを符号化モデルによって評価する。

研究成果の概要

研究では、「自由記述による人物評定」と「符号化モデル」を組み合わせて、他者や自己に関する情報の認知的および神経科学的表現様式を定量的に明らかにすることを目的としている。まず、他者の性格と行為の認知に着目し、自由記述文から他者の性格を認識する際の3つの枠組みとそれに関連する動作表現を抽出し、心理実験によって関連性を検証した。つぎにそれらの脳内表現を「符号化モデル」によって調査した。側頭葉の前部や前頭前皮質において他者のエピソードに関連する脳活動がみられた。最終年度では、自己と他者の認知構造の関係を探るために、他者と自己の認知的な類似性を調査したが、有意な差を検出するには至らなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

社会的知識に関する研究では、人物の性格を判断したり、特定の人物に関するエピソードを読んだりしている最中の脳活動が機能的磁気共鳴画像法によって記録され、統制条件(非人物に関する判断など)における脳活動と比較されてきた。この手法によって、社会的知識の処理に関与する脳領域が明らかにされてきた。しかし、その表現様式を解明する研究は行われていない。これはヒトの社会的知識が複雑で多元的であり、実験条件と統制条件を比較する手法では網羅的に評価することが難しいためだと考えられる。本研究課題では、知識構造に焦点をあて、脳内の人物関連知識の表現様式を統合的かつ定量的に明らかにしようとする点において独自性が高い。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 備考 (2件)

  • [備考] Extraction and evaluation of action expression

    • URL

      https://doi.org/10.31234/osf.io/efczy

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [備考] Extraction of action expression

    • URL

      https://doi.org/10.31234/osf.io/efczy

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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