研究課題/領域番号 |
21K04317
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22060:土木環境システム関連
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研究機関 | 山口大学 (2022-2023) 琉球大学 (2021) |
研究代表者 |
塩浜 康雄 山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (40715017)
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研究分担者 |
新里 尚也 琉球大学, 熱帯生物圏研究センター, 准教授 (00381252)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 嫌気性繊毛虫 / 嫌気性微生物 / 嫌気性廃水(排水)処理 / メタン生成 / ゲノム / 嫌気性細菌 / メタン菌 |
研究開始時の研究の概要 |
嫌気性廃水処理システムとは、廃水に含まれる有機物を無酸素環境下で嫌気性細菌やメタン菌の働きによりメタンガスと炭酸ガスへ分解処理するシステムであり、(1)省エネルギーで運用が可能であり、(2)メタンガスを回収して燃料に使用できることから、持続可能な循環型社会へ適応可能な廃水処理システムとして注目されている。嫌気性廃水処理システムのメタンガス産生プロセスを担う嫌気性細菌やメタン菌に加えて、最近、嫌気性原虫も重要な役割を担うことが明らかとなってきた。本研究では、メタンガス産生プロセスの実験モデルを新たに構築して、嫌気性原虫が嫌気性廃水処理システムのメタンガス産生プロセスで果たす役割を明らかにする。
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研究成果の概要 |
嫌気性廃水処理システムとは、廃水に含まれる有機物を無酸素環境下で嫌気性細菌やメタン菌の働きによりメタンガスと炭酸ガスへ分解処理するシステムであり、省エネルギーで運用が可能であり、メタンガスを回収して燃料に使用できることから、持続可能な循環型社会へ適応可能な廃水処理システムとして注目されている。嫌気性廃水処理システムのメタンガス産生プロセスを担う嫌気性細菌やメタン菌に加えて、最近、嫌気性原虫も重要な役割を担うことが明らかとなってきた。本研究では、メタンガス産生プロセスの実験モデルを新たに構築して、嫌気性原虫が嫌気性廃水処理システムのメタンガス産生プロセスで果たす役割について詳細な解析を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果が基盤的データとなることで、メタン産生効率のより高い新たな嫌気性廃水処理システムの構築が期待される。また、本研究では亜熱帯に位置する沖縄県の下水(廃水)処理場嫌気槽の細菌叢メタゲノム解析を行うことから、亜熱帯地域の廃水処理に関わる嫌気性微生物の生態系が明らかとなり、こうした地域に適した嫌気性廃水処理システムの構築が期待される。これらのシステムが発展途上国における農業廃水処理等で広く運用できれば、廃水処理のみでなくエネルギー問題といった持続可能な開発目標(SDGs6と7に対応)の課題解決への貢献も期待される。
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