研究課題/領域番号 |
21K04367
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23020:建築環境および建築設備関連
|
研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
郡 公子 宇都宮大学, 地域デザイン科学部, 教授 (20153504)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | ファサード / 窓 / 自然換気制御 / 外気導入制御 / 熱負荷 / 室内熱環境 / 高性能窓システム / 自然換気 / 外気冷房 / ダブルスキン / エアフローウィンドウ / 外部日除け |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、季節に応じて高性能ファサードの環境性能をコントロールすることによる省エネ効果・室内環境改善効果の予測評価法を開発し、気候や建物の特性に合うファサードとそのコントロール法を明らかにしようとするものである。具体的には、ファサードの断熱性・日射取得性を、窓システムの通気、種々の外部・内部日除け、自然換気を季節に応じて制御することにより調整して年間性能を最適に保つ方法を追求する。
|
研究成果の概要 |
本研究は、高性能ガラスを使用する一般窓、ルーバーファサード、エアフローウィンドウ、ダブルスキン、さらにそれらに自然換気機能を付加したものを高性能ファサードと位置づけ、外気冷房、最小外気量制御、全熱交換器による熱回収などの外気導入制御を行う空調システムとの組合せにより季節に応じた最適な環境性能をもつための性能予測評価法をつくることを目的とする。予測精度向上のために、最新の設計用気象データの開発、熱負荷計算法の改良も行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地球環境負荷削減のためにZEBを目指す時代となり、建築と設備は、相互影響を考慮した上で一体的に性能を発揮させる高度な融合設計が望まれるようになった。高性能ファサードは断熱性が高く冷房負荷を増加させる欠点がある。それを相殺するために自然換気制御や外気冷房を併用する空調方式を採用するとよい。また、寒冷地は、外気の影響を抑制する最小外気量制御や全熱交換器による熱回収の方が適する可能性もある。このようなファサードと空調の融合効果を考慮した省エネルギー設計が可能になる。
|