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可溶型(プロ)レニン受容体機能の細胞外モジュレーション機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K05389
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分38030:応用生物化学関連
研究機関岐阜大学

研究代表者

中川 寅  岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (10281049)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード(プロ)レニン受容体 / ATP6AP2 / プロセシング酵素 / furin / site-1 protease / ヘパリン / ヘパラン硫酸プロテオグリカン
研究開始時の研究の概要

(プロ)レニン受容体(PRR)は細胞において膜結合型として生合成される。膜結合型PRRは細胞内プロテアーゼによって多段階の切断(プロセシング)を受け、複数種の可溶型PRRが生成する。可溶型PRRは、慢性腎臓病、妊娠糖尿病、膵臓癌などの疾病でその血中濃度が上昇することが知られているが、その機能については不明な点が多い。本研究では、可溶型PRRが結合する細胞表面タンパク質を同定し、可溶型PRR機能の制御機構を明らかにする。

研究成果の概要

可溶型(プロ)レニン受容体(sPRR)は種々の疾病で血中濃度が上昇し、臓器障害のバイオマーカー候補として注目されている。sPRRの機能に関する研究は進んでいない。我々はsPRRがヘパリン結合性をもつことを発見した。ヘパリン結合性をもつ増殖因子や形態形成因子は、細胞表面のヘパラン硫酸プロテオグリカンと相互作用することで、その安定性や細胞間隙での拡散性、受容体との結合が制御されることが知られている。本研究で、sPRRに存在する4か所のヘパリン結合モチーフがヘパリン結合能をもち、また、sPRRがヘパリン結合モチーフ依存的/非依存的に細胞表面のヘパラン硫酸プロテオグリカンと結合する可能性を見出した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

可溶型(プロ)レニン受容体(sPRR)の機能はほとんど明らかにされていない。本研究で得られたsPRRの細胞表面との結合および結合様式に関する知見は、sPRRの機能解明を進める上で学術的意義がある。また、sPRRは種々の疾病で血中濃度が上昇することが知られている。臓器障害の発症・進展とのつながりが明らかになれば、臓器障害を抑制する方法の開発につながることが期待されるなど社会的意義がある。

報告書

(2件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 可溶型(プロ)レニン受容体のヘパリン結合性と細胞表面への結合2021

    • 著者名/発表者名
      鵜飼亮伍,中川千春,上村葉月,深津萌々花,橋本美涼,海老原章郎,中川寅
    • 学会等名
      第85回日本生化学会中部支部例会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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