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イネ由来生理活性ペプチドをベースとした新奇抗真菌ペプチドの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K05410
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分38040:生物有機化学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

落合 秋人  新潟大学, 自然科学系, 准教授 (40588266)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード抗真菌ペプチド / ディフェンシン / 作用メカニズム / 抗真菌薬 / 分子改変 / 抗菌ペプチド / 抗真菌 / ペプチド / イネ / 作用機構
研究開始時の研究の概要

現在使用されている多くの抗真菌薬は,その作用メカニズムにおいて類似していることから,さらなる有効な新薬が必要とされている。これまでに,新規なメカニズム,即ちアポトーシスを誘導することにより抗菌活性を示すペプチドを見出した。本研究課題においては,このペプチドのさらなる作用メカニズムを明らかにするとともに,このペプチドをベースとした新たな新規抗真菌薬の開発を進めることにより,口腔内感染症に対する新しい治療法の提案に繋がることが期待される。

研究成果の概要

真菌症は、5~10人に1人が罹患しているとされる重大疾患である。近年の多剤耐性菌の増加に伴い、真菌症の治療にはさらなる有効な新薬が求められている。本研究では、新規な作用メカニズムを有するイネ由来の抗真菌ペプチドから新たな抗真菌剤を開発することを目的とし、高活性かつ化学合成が容易な短鎖ペプチドを得た。また、トランスクリプトーム解析および遺伝子欠失酵母を用いた解析により、新奇抗真菌メカニズムの一端を明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

この研究の学術的意義は、既存薬の作用機構とは異なる新しい抗真菌薬の開発を進め、真菌症に対する新たな治療法を提供することである。本研究において着目した短鎖ペプチドは、化学合成が容易であり、製造コストを抑えつつ耐性菌問題に対処できる。社会的意義としては、国民の医療コストの削減や生活の質の向上が期待される。このように本研究は、真菌感染症治療の新たな選択肢を提供し、広範な社会的貢献に繋がることが見込まれる。

報告書

(3件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2021

すべて 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [学会発表] イネディフェンシン由来抗真菌ペプチドのアポトーシス誘導機序に関する研究2022

    • 著者名/発表者名
      芦原 紗喜, 三井田 篤志, 大橋 一登, 谷口 正之, 田中 孝明, 提箸 祥幸, 落合 秋人
    • 学会等名
      第95回日本生化学会大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] イネ由来ディフェンシンの配列を基にしたアポトーシス誘導型抗真菌ペプチドの設計2021

    • 著者名/発表者名
      芦原紗喜, 三井田篤志, 谷口 正之, 田中 孝明, 提箸 祥幸, 落合 秋人
    • 学会等名
      第94回日本生化学会大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 米の機能性食品化と新規利用技術・高度加工技術の開発 「第4節 第2項 米糠由来ペプチドの美容への応用」2022

    • 著者名/発表者名
      落合 秋人,谷口 正之
    • 総ページ数
      772
    • 出版者
      テクノシステム
    • ISBN
      9784924728929
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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