研究課題/領域番号 |
21K05535
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39010:遺伝育種科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
横井 彩子 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用研究部門, 上級研究員 (10760019)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | ゲノム編集 / DNA修復 / 相同組換え / テロメア / イネ / ジーンターゲッティング / 精密ゲノム編集 / DNA修復機構 |
研究開始時の研究の概要 |
ゲノム編集技術の一つであるジーンターゲッティング(GT)は、DNA修復経路の一つである相同組換えを介して標的遺伝子を望み通りに改変できるため、植物の基礎研究や作物育種の加速化に非常に重要な技術である。申請者はこれまで、広範な作物種に適用できる汎用的GT系を確立するためにGT効率の簡便な評価システムを構築し、GT効率を向上させる化合物処理や鋳型配列のデリバリー系の開発を行ってきた。そこで本研究では、これらのアプローチによりGT効率が向上する現象のメカニズムを解明し、その知見からGT実験系のファインチューニングを行い、更なる高効率化とより実効性のある実験系の確立を目指す。
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研究成果の概要 |
ジーンターゲッティング(GT)はDNA修復の一つの経路である相同組換えを介して生じることから、標的遺伝子を狙い通りに改変できる精密なゲノム編集技術である。しかし、ほとんどの植物で効率が低いことが課題である。本研究では、DNA修復経路の制御と相同組換えの鋳型となる配列のデリバリー法の改良によりGT効率を向上させる方法を探索した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
GTは望み通りに標的遺伝子を改変できることから、交配育種や突然変異育種だけでは叶わなかった様々な形質を作物に付与することが可能である。しかしながら、イネ以外の作物種で汎用的なGT系は確立されておらず、本研究で得た知見は広範な作物種に適用可能なGT系確立への道筋を示し、精密なゲノム編集技術を利用した育種素材開発を促進すると期待される。
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