研究課題/領域番号 |
21K05726
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40030:水圏生産科学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
森阪 匡通 三重大学, 生物資源学研究科, 教授 (00422923)
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研究分担者 |
濱 裕光 大阪公立大学, 大学院情報学研究科, 客員研究員 (20047377)
橋本 幸枝 追手門学院大学, 経営学部, 講師 (10846512)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | イルカ / 胴まわり / やせ具合 / モニタリング / 保全 / 胴回り |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、自由遊泳中の野生イルカの胴まわりを非接触で測定する手法を確立し、伊豆諸島・御蔵島のミナミハンドウイルカの年齢と胴まわりの関係性、およびその基準範囲(健常個体の95%が含まれる範囲)を設定する。また、簡便に判定できる「やせ指標」を作成し、その有効性を水族館のイルカを用いて確認したのち、御蔵島のイルカにて計測を行う。胴まわりや首まわりの推定精度向上のため、水族館でこれらの場所の形状を継続的に取得する。
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研究成果の概要 |
野生動物の個体群全体の痩せ具合を継続的にモニタリングできれば、質的劣化を迅速に発見できる.本研究では,これまで開発してきた自由遊泳中の野生イルカの胴まわり(背びれの前方付け根を通る胴の周囲)を非接触で測定する手法の前提である「水中でのイルカの胴まわりは楕円形」について,水族館のイルカ5頭にて確認し,本手法の正しさを示すことができた.また,より簡便に判定できる「やせ指標」について,吻基部から背びれ前縁基部までのエッジのトレース座標から作成することができた.ただし首の上下の具合,コドモとオトナでこの指標は影響を受けることもわかった.今後これらを用いて野生イルカ個体群のモニタリングを続ける.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
野生動物の太り(痩せ)具合を知ることは,各個体の健康状態を知ることや,個体群全体の健全性を測るためにきわめて重要である.水中に生息するイルカにおいては,レーザー光など陸上で用いることのできる計測技術を用いることが困難である.本手法は既製品のビデオカメラを用いる手法であり,自由遊泳中の野生イルカと並んで泳ぎ撮影するだけで計測することができるのは画期的である.また,長期間行わなければならないモニタリングには,簡便な手法で誰でも行うことが重要であり,1つのビデオカメラで簡単に痩せ具合を判定できる本手法は最適であると言える.
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