研究課題/領域番号 |
21K05825
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41030:地域環境工学および農村計画学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
鈴木 哲也 新潟大学, 自然科学系, 教授 (30434103)
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研究分担者 |
阿部 由麻 (島本由麻) 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 助教 (70826601)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 鋼矢板水路 / 腐食劣化 / 非破壊検査 / 機械学習・深層学習 / 寿命評価 / 空間統計モデル / 機械学習 |
研究開始時の研究の概要 |
鋼矢板とは金属製の建設材料である。農業分野では,軟弱地盤地帯において水路護岸として多用されているが,腐食の急速な進行により耐力低下が問題となっている。腐食が進行すると孔食(断面欠損)が発生し,座屈破壊に至る。本研究では,農業用鋼矢板水路を対象に,適切な保全対策に資する鋼矢板護岸の腐食実態の解明とそれに基づく寿命評価法の開発を目的とする。研究期間は令和3年度から令和5年度の3カ年である。研究成果を踏まえて,腐食実態を考慮した鋼矢板護岸の新たな寿命評価法を開発し,安全かつ効果的な農業用鋼矢板水路の保全対策を提案する。
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研究成果の概要 |
鋼矢板とは,金属製の建設材料である。農業分野では,軟弱地盤地帯において水路護岸として多用されているが,腐食の急速な進行により耐力低下が問題となっている。腐食が進行すると孔食が発生し,座屈破壊に至る。本研究では,農業用鋼矢板水路を対象に,適切な保全対策に資する鋼矢板護岸の精緻な腐食実態の評価とそれに基づく寿命評価法の開発を目的とした。研究期間は,令和3年度から令和5年度の3カ年間である。3つの研究課題から,腐食実態を考慮した鋼矢板護岸の新たな寿命評価法を開発し,安全かつ効果的な農業用鋼矢板水路の保全対策を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的背景と研究実施の意義は,設置環境の影響を受けて急速に進む鋼矢板護岸の早期劣化実態の解明と保全対策を具体的に考慮した精緻な寿命評価を如何にして実現するかにある。農業農村工学分野では,鋼矢板護岸の長寿命化対策を進めているが,材料科学的観点からの腐食実態の詳細評価やそれに基づく非破壊検査法の確立,寿命評価など,未解決の技術課題が数多く残されている。本申請課題では,腐食実態を考慮した鋼矢板護岸の新たな寿命評価法を開発し,安全かつ効果的な農業用鋼矢板水路の保全対策を提案するものである。
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