研究課題/領域番号 |
21K06160
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44010:細胞生物学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
神 奈亜子 国立研究開発法人理化学研究所, 光量子工学研究センター, 研究員 (90827362)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ゴルジ体 / 液胞 / 膜交通 / ライブセルイメージング / 選択的輸送 / リソソーム / 出芽酵母 / オルガネラ品質管理 |
研究開始時の研究の概要 |
真核生物において、ゴルジ体は必須細胞内小器官(オルガネラ)であり、その機能維持は生命活動を支える上で重要な役割を持つ。出芽酵母を用いた予備研究から、ゴルジ体上での膜交通異常により活性化される「ゴルジ体ー液胞間輸送経路」の存在が想定された。本研究課題では、その分子機構の解明を目指すと共に、この「ゴルジ体ー液胞間輸送経路」と「ゴルジ体恒常性維持、品質管理」との関係性について検証を行う。
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研究成果の概要 |
真核生物においてゴルジ体は、生命活動を支える上で重要な必須細胞内小器官である。本研究課題ではゴルジ体膜交通異常により 活性化される、「ゴルジ体ー液胞間輸送経路」に着目し、分子機構の解明を目指した。 膜交通異常時に選択的に液胞へ輸送されるゴルジ体タンパク質の同定を行った結果、様々なゴルジ体タンパク質が標的タンパク質であった。標的ゴルジ体 タンパク質の分類から、選択的液胞輸送への境界はゴルジ体トランス層に存在すると考えられる。更に膜交通異常時に、分解標的ゴルジ体が液胞までどのように輸送されるのかその詳細な解析のため、超解像高速ライブセルイメージ ング技術を組み合わせた酵母RUSH法の構築を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、新規合成タンパク質輸送とは異なる「選択的ゴルジ体ー液胞間輸送経路」の存在が示唆された。また、酵母RUSH法の構築及び高速超解像ライブセルイメージングと組み合わせることにより、これまで酵母研究では困難であった積荷輸送の全容を詳細にライブセルイメージングにより追跡することが可能となった。
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