• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

水分摂取行動制御のための浸透圧感知の脳内機構

研究課題

研究課題/領域番号 21K06446
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分46030:神経機能学関連
研究機関基礎生物学研究所

研究代表者

作田 拓  基礎生物学研究所, 超階層生物学センター, 助教 (40343743)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード体液恒常性 / 飲水行動制御 / 浸透圧センサー / Nax / SLC9A4
研究開始時の研究の概要

申請者らは終板脈管器官(OVLT)で発現するNaチャネル分子NaxとNa+/H+交換輸送体ファミリー分子SLC9A4が、水分摂取行動制御を担うNa+濃度センサーであることを明らかにしたが、存在が示唆されている浸透圧センサーの分子の実体は、依然として不明のままである。本研究は、申請者らの同定したOVLT特異的に発現する分子群の中から、未知の浸透圧センサー分子の実体を明らかにし、これまでの成果と合わせて浸透圧(Na+濃度を含む)上昇時の水分摂取行動制御の脳内機構の全容解明を目指す。

研究成果の概要

これまで我々は、血液脳関門を欠いた感覚性脳室周囲器官の一つである終板脈管器官(OVLT)のNaxとSLC9A4が水分摂取行動制御を担う脳内Na+濃度センサーであることを明らかにしたが、これ以外に未知の浸透圧センサーからシグナルが水分行動制御に寄与していることも判明していた。本研究では、我々が同定したOVLT特異的に発現する分子群の中から、未知の浸透圧センサー分子の実体を明らかにすることを目指した。しかしながら一部有力な候補分子を同定できたものの、脳内浸透圧センサー分子の実体を明らかにするには至っていない。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、我々の研究グループが明らかにしたNa+濃度センサーNaxによる塩分摂取行動制御の脳内機構に関する研究と対を成すものである。したがって、これらの成果と本研究を合わせることにより体液のNa+濃度および浸透圧の感知とその情報に基づく行動制御機構の全体像が明らかになるものと考えられ、本研究の学術的意義は極めて高いといえる。体液恒常性の異常は重篤な全身状態の悪化をもたらす。また体液恒常性維持機構と血圧調節機構の間には強い繋がりがある。本研究の成果は、これらの関連疾患の発症メカニズムの解明、並びにその治療の基礎となる知見を提供すると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi