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遺伝性脳小血管病iPS細胞を用いた病態モデルによる創薬:核酸医薬と既存薬再開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K06983
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49030:実験病理学関連
研究機関国立研究開発法人国立循環器病研究センター

研究代表者

山本 由美  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 上級研究員 (10614927)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードCADASIL / small vessel disease / NOTCH3 / iPS細胞 / 壁細胞 / 遺伝性脳小血管病 / 治療法開発 / 脳小血管病
研究開始時の研究の概要

近年、加齢に伴い増加する白質障害の背景にある脳小血管病は認知症やうつなどの原因として注目を集めているが、原因遺伝子の特定に至った遺伝性脳小血管病CADASILなどの疾患においてすら、未だ病態機序に不明な点が多く、CADASILの脳卒中・白質障害を予防できる薬剤は依然として見つかっていない。このような背景から、本研究課題では、CADASILの新規治療法として、PDGFRβをターゲットとした治療法および核酸医薬を用いた治療法の有効性・安全性を、iPS細胞およびCADASILトランスジェニックマウスを用いて検証する。

研究成果の概要

本研究では、未だ治療法のない遺伝性脳小血管病CADASILの治療法を、患者由来iPS細
胞を用いて開発することを目的としていた。CADASIL壁細胞への治療薬候補の投与実験を行い、CADASILの病態メカニズムとして、PDGFRβシグナルおよび低酸素ストレスに関連した2つの経路がある可能性が示唆された。低酸素ストレスによる病態に関しては、HIF-1αの下流に位置する蛋白の投与によりある程度の改善が期待できることが、in vitroおよび治験で確認された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでに、CADASILの治療法として様々な薬剤が検討されてきたが、認知機能障害の原因
である脳卒中・白質障害を予防できる薬剤は依然として見つかっておらず、対症療法に終始してきた。本研究により、CADASIL治療薬の候補がいくつかみつかり、そのうちの1つについては、治験により一定の効果が認められることもわかった。これにより、難病の治療法開発に一歩近づいたといえる。

報告書

(3件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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