研究課題/領域番号 |
21K07537
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
田村 義之 旭川医科大学, 医学部, 客員准教授 (40312467)
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研究分担者 |
橋岡 禎征 旭川医科大学, 医学部, 教授 (00622523)
吉澤 門土 旭川医科大学, 医学部, 助教 (00516106)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | REM睡眠行動障害 / ビデオポリソムノグラフィ / ビデオ睡眠ポリグラフ / 睡眠時無呼吸 / 精神疾患 / 統合失調症 / 持続陽圧呼吸療法 |
研究開始時の研究の概要 |
統合失調症患者では肥満の割合が高く、肥満の要因として抗精神病薬の影響などが指摘されている。肥満は閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の最大のリスク因子であり、睡眠薬などのベンゾジアゼピン系薬剤もOSAを悪化させることが知られている。本研究では、統合失調症患者におけるOSAの有病率、OSAのリスク因子、および、OSAが統合失調症の精神症状や認知機能に与える影響を明らかにする。また、OSAの一般的スクリーニングツールであるSTOP-Bangテストなどの統合失調症患者における妥当性を検証し、睡眠呼吸障害治療(CPAP)による精神症状や認知機能の改善効果とCPAPのアドヒアランスを明らかにする。
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研究成果の概要 |
精神科患者を対象にビデオ睡眠ポリグラフ検査を施行し、REM睡眠行動障害(RBD)について重症度、および体動エピソードの重度を予測する客観的指標の検索・同定を試みた。RBD患者におけるRBDエピソード(RBDE)を、運動イベント(ME)に基づいて分類し、ME発症直前10秒間のRWA(REM sleep without atonia)とREM sleepの両方が先行したME数と先行しなかったME数を測定した。重度RBDEにおいてRWAとREMの両方が先行したME回数は、両方が先行しなかったME回数よりも有意に多かった。以上より、RWAとREMの先行が重度RBDEの発症に関連する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
睡眠時呼吸障害、ひいてはREM睡眠行動障害が精神疾患と密接な関連があることを実証することができた。
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