研究課題/領域番号 |
21K07640
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
石川 浩志 新潟大学, 医歯学系, 教授 (90377151)
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研究分担者 |
八木 琢也 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (20899158)
山崎 元彦 新潟大学, 医歯学系, 講師 (30772032)
佐藤 卓 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (50749992)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | すりガラス結節 / 肺腺癌 / CT / 定量的画像解析 / 肺結節 / 肺癌 / すりガラス型結節 |
研究開始時の研究の概要 |
肺癌ではCT検診の有効性が示されているが、大量に検出される小結節の取り扱いが課題である。特にすりガラス型結節(淡い結節)は肺癌のごく初期の段階である可能性が高いものの進行がきわめて緩徐で長期的な影響が解明されていないことから対応に苦慮している。本研究では、長期の経過が確認できるすりガラス型結節を対象として、その画像上の変化と転帰から臨床的重要性を明らかにする。また、すりガラス型結節の緩徐な進行をCTで視覚的に捉えるには限界があるため、テクスチャ解析により定量的に評価することですりガラス型結節の長期経過、臨床転帰の早期予測の可能性を検討する。
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研究成果の概要 |
すりガラス型結節を呈する肺腺癌は進行するにつれて、部分充実型結節、充実型結節へと変化していくことが知られている。この進行を画像で早期にとらえられるようにすることを目的として、すりガラス型結節を示す症例を含む肺腺癌症例のCT画像に対して定量的画像解析を行った。その結果、腫瘍の遺伝子変異、病理所見、予後などとの関連性や予測可能性が示され、すりガラス型結節の進行可能性や進行速度を予測するための足掛かりとなる成果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究結果からすりガラス型結節の進行の有無や速度を直接的に予測することはできないが、すりガラス型結節を含む早期肺腺癌に定量的画像解析を行い病理所見や予後等との関連ならびに予測の可能性が示されたことで、非常に長い経過観察が必要となっているすりガラス型結節のマネージメントにおいても定量的画像解析が重要な役割を果たせる可能性が示されたことで今後のさらなる発展が期待できる。
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