研究課題/領域番号 |
21K08127
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
北川 知郎 広島大学, 医系科学研究科(医), 講師 (70633709)
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研究分担者 |
檜垣 徹 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 准教授 (80611334)
立神 史稔 広島大学, 病院(医), 講師 (90411355)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 心外膜下脂肪 / イメージング / 深層学習 / マルチトレーサー |
研究開始時の研究の概要 |
心臓の周囲に存在する内臓脂肪である心外膜下脂肪(EAT)がどのように心臓病やその重症度と関連しているかに着目し、心臓手術中に採取したEATの組織検体を用いた解析を実行し、深層学習やPET用の様々な試薬等を活用した画像診断の開発を目指します。心臓の血管(冠動脈)、心臓の筋肉(心筋)や弁膜とEATの評価を組み合わせた画像技術により、新たな心血管病の評価、診断手法の確立に繋げることを目的としています。
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研究成果の概要 |
心臓手術前のCT画像解析と術中に採取した心外膜下脂肪組織(EAT)の組織学的解析を通し、EATにおける炎症、石灰化基質の発現が大動脈弁石灰化に関わっていること、EATの分子生物学的変性の臨床的サロゲートとしてCT値を用いたイメージングマーカーが活用できる可能性を見出した。 一方、PET用バイオトレーサー18F-フッ化ナトリウム(18F-NaF)の冠動脈プラークにおける集積が冠動脈イベントの予測指標として有用であることを示し、冠動脈プラークのNaF信号が近傍EATのCT値上昇(炎症亢進)と相関することから、CTとPETを用いた新たな病態イメージング評価法の構築に繋がる知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、心外膜下脂肪組織(EAT)における炎症や石灰化という性質が大動脈弁石灰化の進展に密接に関わっており、大動脈弁狭窄症などの大動脈弁疾患の進展にEATが関与している可能性を示した。また、そのようなEATの病的な性質を知るための臨床指標として、CT値を用いたイメージングマーカーが活用できる可能性を示した。さらに、新たな試薬によるPET検査が重大な冠動脈疾患の予測に有用である可能性を示し、CTとPETを組み合わせた新たな循環器画像検査法を提唱した。
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