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腹膜透析におけるガス状伝達物質を用いた新たな腹膜劣化予防・治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K08267
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53040:腎臓内科学関連
研究機関愛知医科大学

研究代表者

神谷 圭介  愛知医科大学, 医学部, 助教 (50763900)

研究分担者 大塚 俊  愛知医科大学, 医学部, 講師 (00879504)
福重 香  愛知医科大学, 医学部, 講師 (30805023)
伊藤 恭彦  愛知医科大学, 医学部, 特命教授 (60402632)
鬼無 洋  愛知医科大学, 医学部, 准教授 (70805275)
畑山 直之  愛知医科大学, 医学部, 准教授 (80534792)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード腹膜透析
研究開始時の研究の概要

酸素を封入したUFBは、植物や魚において成長促進する効果があることが報告され、ガス運搬体としての役割が立証されている。一方で、国内外において、UFBを予防・治療のた
めの方法として応用された報告はない。申請者らが、これまで培ってきたガス状伝達物質の効果に関する知識と医療用UFBを開発してきた技術・経験をもとに、ガス状伝達物質UFBを腹膜劣化の予防・治療法として応用することを目的としている。

研究成果の概要

腹膜透析(Peritoneal Dialysis: PD)は、腎不全患者への腎代替療法の一つである。長期間のPD治療では、腹膜の劣化に伴い、生命予後に大きく関わるとされる腹膜透過性の亢進が起きることから、長期間のPD治療が課題となっている。内因性に産生されるガス状伝達物質は、分裂促進因子活性化プロテインキナーゼなどを介して、抗細胞増殖作用、抗炎症性作用を発現するガス分子として知られている。本研究は、ガス状伝達物質を投与することで腹膜の線維化、血管新生、リンパ管新生、 炎症を抑え、PDによる腹膜劣化の予防・治療法を新たに確立することを目的とし、腎代替医療への貢献を目指す。

研究成果の学術的意義や社会的意義

腎代替療法の一つである腹膜透析(PD)の患者数は、本邦では9,445人おり、増加傾向を辿って いる(2018年末時点)。PDの利点は、在宅 医療が可能で通院回数も少なく、QOL が保たれ、また連続して透析を行える ことから、生体腎の働きに最も近く、 残腎機能が長期に保たれる点にある。 一方で、PDの欠点として、自らの腹膜 を透析膜として利用することから、長期間のPD治療では、腹膜劣化に伴う腹膜透過性の亢進が、PD離脱の原因となり、 生命予後に大きく関わることが報告されている。PDを長期間続けるには腹膜透過性の亢進を抑制させることが重要であり、腹膜劣化の予防に繋がる。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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