研究課題/領域番号 |
21K08405
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
増渕 菜弥 順天堂大学, 大学院医学研究科, 特任助教 (00791641)
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研究分担者 |
堂前 直 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 副部門長 (00321787)
小松 則夫 順天堂大学, 医学部, 特任教授 (50186798)
荒木 真理人 順天堂大学, 大学院医学研究科, 客員教授 (80613843)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 骨髄増殖性腫瘍 / Calreticulin / 分子シャペロン / サイトカイン / 翻訳後修飾 / サイトカイン受容体 / calreticulin |
研究開始時の研究の概要 |
フィラデルフィア染色体陰性の骨髄増殖性腫瘍(MPN)は、造血幹・前駆細胞の体細胞変異により血球が異常に増加する血液腫瘍である。MPNの根本的治療法である骨髄移植は、治療関連死のリスクや移植不適応症例が多いため、ほとんど適応されない。そのため、発症メカニズムに基づいた、完治を目指す新たな治療戦略の確立が求められている。本研究では、MPN患者の一部に共通して見いだされるCalreticulin遺伝子変異産物によって引き起こされるMPNに対する新規治療戦略の開発に資する、サイトカイン受容体MPLのMPN細胞表面での活性化メカニズムを解明する。
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研究成果の概要 |
本研究では、フィラデルフィア染色体陰性の骨髄増殖性腫瘍患者の一部に見出されるcalreticulin(CALR)遺伝子変異によるMPL活性化におけるMPLのN型糖鎖修飾の意義を明らかにするとともに、変異型CALRのMPLリガンドとしての活性を評価する実験系の確立を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で確立した、変異型CALRのMPLリガンドとしての活性を評価できる実験系は、CALR遺伝子変異を有するMPN患者に対する治療薬のスクリーニングや評価に用いることができるため、MPNの治療薬開発に貢献することが大いに期待される。
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