研究課題/領域番号 |
21K08565
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
李 賢哲 順天堂大学, 医学部, 准教授 (30758321)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | DHA / PUFA / 後期エンドソーム / BMP |
研究開始時の研究の概要 |
魚に多く含まれるオメガ3系の高度不飽和脂肪酸であるDHA(ドコサヘキサエン酸)は、生体膜リン脂質を構成する重要な脂肪酸であり、特に脳機能や生殖機能に必要不可欠な栄養素である。DHAは分子内に二重結合を最も多く含むPUFAであるため極度に酸化されやすく、容易に脂質ヒドロペルオキシドやアルデヒドへ変換されてしまうという特徴を有している。しかし、このように非常に脆弱なDHAを生体がどのように効率よく細胞膜に取り込んでいるか、その分子機構はほとんど分かっていない。本研究では、DHAを酸化から防ぐ選択的細胞内輸送経路が存在すると仮定し、その分子実体および生理的意義を解明する。
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研究実績の概要 |
ドコサヘキサエン酸(DHA)は魚油に多く含まれるオメガ3系の高度不飽和脂肪酸(PolyUnsaturated Fatty Acid; PUFA)であり、これまでにDHAを特定の生体膜脂質へ導入する経路に関わる酵素を複数同定している。昨年度までの解析で、DHAの生合成経路を担う酵素群や我々が同定した新規DHA代謝酵素の発現が精巣ライディッヒ細胞に著しく高く発現していることを見出していた。そこで今年度は、昨年度新たに導入した質量分析イメージングなどのリピドミクス技術を用いて新規DHA代謝酵素の欠損マウスの解析を行った。その結果、これらの欠損マウスの臓器において、DHAを含む脂質群の量が変動することを見出した。さらに、高感度なプロテオミクス解析が可能な質量分析計を導入し、測定系を立ち上げることにも成功した。今後はこれらの新たに入手した研究ツールを最大限利用し、DHA関連酵素群の機能解析およびDHAが特定の脂質クラスに取り込まれる生理的意義の解明を目指す。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
DHA関連酵素群の機能解析を行ううえで非常に有用な新たな研究ツールや技術を導入することに成功した。これにより本研究が飛躍的に進むと考えている。
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今後の研究の推進方策 |
今後は新たに入手した研究ツールを最大限利用することで研究を加速させる。これにより、これまで分からなかったDHA関連酵素群の機能解析およびDHAが特定の脂質クラスに取り込まれる生理的意義の解明を目指したい。
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